Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

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紳士のためのお出かけエンタテインメント

「YAKINIKU MARUUSHI 銀座2丁目」リニューアルオープン

「マルウシミート 銀座2丁目店」が全面リニューアルし、9月25日「YAKINIKU MARUUSHI銀座2丁目」として新たに誕生しました。

厳選されたA4/A5ランクの黒毛和牛を、気軽にリーズナブルに食べてもらおうとスタートしたマルウシミートは、現在、銀座2店舗、田町と新橋に各1店舗展開しています。2号店として2014年にオープンしたのがこちら。10周年を機に、上質で専門性の高い店として登場しました。

個室を1つ備えた高級感のある空間で、店内は照明が暗いのですが、お肉の上にスポットライトが当たるのが秀逸。たしかに、料理は明るい光でちゃんと見えたほうが美味しい。そのアイデアに脱帽です。お肉の赤身とサシのバランスが絶妙です。

仕入れは、産地やブランドにとらわれないとのこと。いつでも手軽に黒毛和牛を食べられるように、品質とコストパフォーマンスを第一に考えて、目利き職人が品質重視で選んでいます。その時に一番良質なお肉を選定し、お店に並ぶのはすべて35日間熟成させたA4/A5ランクの黒毛和牛。「脂っぽくなり過ぎず、赤身過ぎないお肉を経験からセレクトしています」と語るのはマルウシグループ取締役北尾茂也さんです。

まずは、白菜の芯を使った「自家製シャキシャキキムチとナムル盛り合わせ」。素材の味が活き、刺激が強すぎない味わいです。「上タン塩と厚切りハラミ」は徳島産の「酢橘(すだち)あびす」でいただきます。ちょっぴりつけた、酢橘の酸味がアクセントです。

宮崎牛リブロース芯YAKISUKI」は、お店の方が薄切りの肉(2枚1500円)を上手にあぶってくれます。それをすき焼のように生卵につけて、小さいボールのようなご飯をくるんで食べます。最近、この食べ方はやっているのかしら。

ケールのチョレギサラダ」には韓国のりとパルミジャーノを焼いたものがのせられています。ケールが苦くなく、柔らかく、パクパクといただけました。

黒毛和牛イチボ 醤油漬けタスマニアマスタード」。お店の方がこのたれを「悪魔のたれ」と呼んでいました。マスタードのプチプチ感が止まらなくなる味わいです。

しめの「氷結冷麺」は、入っている氷もスープの和牛だしで作られています。冷たくしたいけど、味が薄くならないようにという手のかけ方です。上品な味わいの冷麺。

飲み放題(ビールも含まれます)がついた2時間コースが6000円8000円1万円(税込)とあり、使いやすい価格帯です。また、それほど飲みたくない方には、希少部位からリブ芯までついたフードのみの9000円のコースもあります。もちろん、好きなものを単品でチョイスして召し上がることもできます。

2時間8000円の飲み放題コース

ワインもボトルで揃っていますし、アルコールでないものを飲みたい方には、静岡の天竜そうふう2021のシングルオリジン「クラフト煎茶」(700円)はいかがでしょう。ボトルで提供されますので、たっぷり飲めます。美味しかった。

感覚的に他店と比べて一皿がそれぞれ1000円ほど安く、平均客単価はお酒を飲んで6500円。お肉の味を楽しみ、一皿ごとにいろいろなたれで食べられ、しかもお店で働く人たちの感じが良い店は、最近珍しいかも(笑)。

YAKINIKU MARUUSHI 銀座2丁目」中央区銀座2-11-8第22中央ビルB1 HPはコチラ 

*2024年9月30日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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