Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士のためのお出かけエンタテインメント

アメリカ「ヒューストン・バレエ」がやってきます 2025年7月3日~

2022年にヒューストン・バレエが初来日してから3年。2回目の来日公演が7月3日(木)から6日(日)まで上野の東京文化会館、その後、愛知県芸術劇場で12日(土)まで開催されます。

アメリカ5大バレエ団のうちのひとつ、ヒューストン・バレエはもともとバレエ学校からスタートし、プロのカンパニーとして1969年に設立されました。以降、全米トップクラスの実力と規模を誇り、古典作品の新制作から現代物まで幅広いレパートリーを手掛けています。

芸術監督は、気鋭の振付家として世界的に知られるスタントン・ウェルチ。2003年から務めています。2023年7月からは、アメリカン・バレエ・シアターで30年にもわたるキャリアと絶大な人気を誇っていたダンサー、ジュリー・ケントが共同芸術監督として加わりました。このヒューストン・バレエを代表する日本人プリンシパル加治屋百合子が今回、来日します。

まず、3日のオープニング・ガラは、ウェルチの傑作集。35年間、世界の名門バレエ団に振り付けてきていますので、ウェルチ・ファンは必見です。「クリア」、「シルヴィア」より、蝶々夫人」より、「魂の音」より、「ヴェロシティ」が予定されていて、音楽が目に見えるダンスとなって舞台上に登場するような振付や、難易度の高いコンビネーションを堪能できるでしょう。

そして「ジゼル」。こちらは、ヒューストン・バレエで2016年に初演したスタントン・ウェルチ版の「ジゼル」日本初演です。ウェルチ監督が、プリンシパル加治屋にインスパイアされてつくり上げたもので、加治屋が全幕日本で踊るのは初めて。

加治屋自身、「ジゼル」のヴァリエーション(ソロ)を踊ってローザンヌ国際バレエコンクールで入賞するなど、思い入れのある作品です。ウェルチ版「ジゼル」は、音楽が原曲に近いため通常より長く、他では見られない場面もあるということですから、今から楽しみ。見逃せないのは、第一幕の最後、愛する人に裏切られたジゼルの哀しみの場面です。19世紀ロマンティック・バレエの不朽の名作「ジゼル」で、夏の暑さを振り切りましょう。

「ヒューストン・バレエ」来日公演  2025年7月3日(木)~7月12日(土) 全6回公演      東京文化会館、愛知県芸術劇場 

出演予定   加治屋百合子、コナー・ウォルシュ、カリーナ・ゴンザレス、アンジェロ・グレコ ほか HPはコチラ 

*2025年6月21日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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