Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士と行きたい京都

シリーズ第23弾 京の美食処vol.6【祇園 淺田屋】

asadaya1秋が深まるにつれて様々な紅葉が色づき始め、古都は艶やかな姿に変わりゆく真っ只中。美しい紅葉に彩どられた錦繍の京都、まさに11月中旬頃の紅葉はグラデーションが素晴らしく、世界中からの観光客より「Beautiful!」「Wonderful!!」「Très bien!!!」と、あちらでもこちらでも賑やかに感嘆詞が飛び交っている。美しい京都の紅葉に酔いしれ、感動されている様子を見るとこちらまで何だか嬉しい気持ちになるような・・・そして秋の京都の醍醐味といえば、松茸や新米をはじめとする様々な食材が旬を迎え、季節感に溢れた格別に美味しい秋ならではの美食が嗜めること。

「紳士と行きたい京都」シリーズ第23弾では、閑静な風情が漂う新門前通の路地奥にひっそり佇む「京の美食処vol.6 祇園 淺田屋」さんをご紹介。石畳の道にお茶屋が軒を連ね、情緒に満ち溢れた祇園から少し北に位置する新門前通。木造の家屋も多く歴史を重ねた古い町並みの景観は、今も大切に受け継がれ守られている。骨董や古美術を扱う店が集まり、ゆっくり静かな時が流れ、しっぽりとした古き良き京都を感じることができるエリアだ。紅葉を愛で心癒された後は、贅を尽くした秋の美食を心ゆくまで堪能する、忘れなき京都の思い出になること間違いなし!

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【祇園 淺田屋】

巽橋や辰巳大明神などで知られる新橋通の一筋北に位置する「新門前通」、祇園から少し外れ、奥まった路地に静かに佇む「祇園 淺田屋」さん。高級料亭で大変有名な「吉兆」さんで修業された新進気鋭の若いご主人が2015年1月にオープン。たった6席のカウンターのみ、ゆったりとした時間が流れる隠れ家的な御料理屋さん。暖簾をくぐると細い石畳の路地、いかにも京都らしいエントランスに心高まりながらいざ店内へ。白木のカウンターが施された和の空間は、こじんまりと落ち着いたなかにも凛とした上質な雰囲気に包まれる。

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ご主人は黙々と真面目に仕事をなさる職人タイプにお見かけしたが、物腰柔らかな方で丁寧にお料理の説明をしてくださる。石川県のご出身とのことで、日本酒も石川県のものがずらり、素材にも石川産のものを取り入れられたり、輪島塗の素敵なお椀や美しいお盆を盛り皿として使われていたり、随所に拘りを感じる。どのお料理にも秋が巧みに表現されており、繊細な盛り付けと丁寧な仕事がきらり光る。

asadaya5なかでも特に八寸は料理人の美意識が映し出される腕の振るいどころ、全てのジャンルにおいて「一番好きなお料理は何?」と聞かれると「八寸」と答えるほど、八寸と椀物に目がないワタクシ。。。ドキドキと期待に胸を膨らませながら、こちらで一番楽しみにしていた「八寸」の器が運ばれてきた瞬間、美しく華やかなプレゼンテーションに思わず感動の声を押えきれず…「わぁ~~~なんと美しい!!!」

まさに秋の情景を切り取ったかの様な「八寸」は、繊細なお料理にあえて紅葉の葉をそっと添えるのではなく、赤く色付いた紅葉を枝ごとダイナミックに盛り込まれ、まさに芸術品。季節感溢れる華やかな盛り付け、趣向と技を凝らしたひと品ひと品は食べるのがもったいないほど美しく見惚れてしまうほどに♪

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続いて素晴らしく美味しかった秋の季節感溢れる「牡蠣のしんじょうの椀物」。お椀の蓋を開けるとふわ~っと鼻に抜ける鰹節の芳醇な香り、品のあるお出汁と牡蠣しんじょうの美味しさが口中に広がりしばしうっとりと・・・はぁ~しあわせシアワセ♪

秋満載に彩られたお料理を目で楽しみ、舌で味わい、香りに興じ・・・素材の味をいかしつつ、季節感や色彩豊かな盛り付けも素晴らしく、奥深さと上品さを感じる美しきお料理、一品一品に感動しながら、どれも本当に美味しくて大満足!!!

お料理の美味しさは言うまでもなく、ご主人の誠実なお仕事ぶりと斬新なアイデア、お客様に対する真心、そして割烹着姿の素敵な女将の温かみある接客にほっとする居心地のよさ。

祇園でまったり寛げる大人の隠れ家で、過ぎゆく時間を感じながら、心静かに美味しいものを頂く…おもてなしの心を感じながら雅の贅沢に浸る至福なひとときを是非♪

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店名:祇園 淺田屋
住所:京都市東山区新門前通花見小路東入る中之町247
TEL:075-531-5065
営業時間:昼12:00~14:00 夜17:00~21:00(L.O) (完全予約制)
定休日:不定休
ホームページ:http://gion-asadaya.com/

 

田中 栄美(Emi Tanaka)

京都生まれ京都育ち、京都を愛してやまない生粋の京女。趣味は海外旅行、美食巡り、お料理

FBアカウント https://www.facebook.com/emi.tanaka.9887

 

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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