Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士と行きたい京都

シリーズ第3弾 京の美食処vol.2【割烹 又吉】

京都の魅力のひとつ、それは世界に誇るほんまものの美味しい和食との出会い。前回に引き続き「紳士と行きたい京都」シリーズ第3弾は、京都だからこそ出会える「京の美食処vol.2割烹 又吉」さんをご紹介。
石畳の道に格子の家々、赤い提燈が掲げられ、情緒に満ち溢れた祇園、京都の花街として最高峰のお店が集まる場所なのだ。花見小路をぶらぶら歩けば、お稽古 やお座敷帰りの舞妓さんや芸妓さんに遭遇することも。そんな光景に「あ~京都に来てるんだなぁ」と高揚感も増すばかり・・・。春には竹の子、夏は鮎や鱧、 秋は松茸、冬はぐじや間人の蟹とよそでは味わえない魅力的なものが満載。中でも京都の四季の情景を再現したかのように趣向を凝らした八寸は、出てきた瞬間 その繊細さと優美さに「はぁ~」と感動のため息。まさに極みの一皿である。

【祇園 又吉】

花見小路から少し外れた八坂神社のすぐ近くに静かに佇む「祇園 又吉」さん。(2015年2月に花見小路の西側へ移転される予定とのこと)
ご主人は京都でも有名な炭屋旅館で料理長などを経て2008年にオープン。もの静かで誠実そうなお人柄だが、物腰が柔らかで気さくな語らいに最初の緊張も解きほぐされ、心地よくお料理を楽まさせて頂ける。

季節の素材を生かしたお造りや炊き物、出汁のよさを感じる椀など、細やかに手をかけられ、美しさときらりセンスが光るお料理にいつも感動の 連続。特に華やかな盛り付けの八寸は、丁寧に作り込まれた品々がさり気ない季節感の表現とともにぎっしり、ご主人のおもてなしの気持ちが伝わるよう。カウ ンター席から坪庭を眺めながら美味しい料理で至極の時間を過ごすことができる。祇園で落ち着いた雰囲気の店で、美味しいお料理をゆっくりと食べたいと思う 方には特にお薦めしたい一軒。

店名 祇園 又吉
住所 京都府京都市東山区祇園町南側570-123
TEL  075-551-0117
時間 12時~13時 18時~20時(LO)
※コースのみ、ランチは完全予約制
定休日 不定休

田中 栄美(Emi Tanaka)

京都生まれ京都育ち、京都を愛してやまない生粋の京女。趣味は海外旅行、美食巡り、お料理

FBアカウント https://www.facebook.com/emi.tanaka.9887

 

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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