Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

ジャン・レノの半生を語るステージ「らくだ」 日本で上演中

ジャン・レノというと、映画『レオン』の殺し屋役が印象的ですが、100本以上の映画に出演する名優です。その彼が、自分のこれまでの半生を言葉や歌で語るステージ「らくだ」が日本で上演されることになり、2026年5月10日に初日を迎えました。

ジャン・レノが書いた自叙伝を脚本に、モリエール賞を受賞しているラディスラス・ショラーが演出。舞台上でパブロ・ランティがピアノを演奏します。マスコミ向けの記者会見でジャン・レノの歌を初めて聴きましたが、とても素敵でした。

この舞台誕生のきっかけは、プロデユーサーのティエリー・スックとジャン・レノが話をしていた時のことでした。「新しいことに挑戦したい」と構想を話すと、演出家のラディスラス・ショラーを紹介され、上演することが決まりました。日本で公演しようと言われれば、日本好きのジャンがのらないわけはありません。。

カサブランカで生まれ、フランスで演劇のキャリアをスタートさせ、現在はNYで暮らすジャン・レノの人生は、順風満帆ではありませんでした。山あり谷あり、紆余曲折しながらゆっくりと歩く自分を「らくだ」に例えます。粘り強く、物を運ぶ「らくだ」のように、自分の人生も背中にたくさんのものをのせて歩いていく。ゆっくりゆっくり、その姿に自分を重ねます。

ジャンは言います「このステージはすべて本当のことで創作は一つもない」と。そして「明日のことにしか興味がない」さらに「父母への愛を継承し、子供たちに自分の人生を伝えたい」と語り、継承していくことの大切さを話しました。

   

今回、日本全国を回ります。

そんな彼の生きざまに共感した獺祭が、この公演でしか手に入らない「らくだ」ラベルのボトルを制作し、数量限定で公演にいらした方に配布します。ジャン・レノは、NYの獺祭BLUEを造る酒蔵を訪れるなど親交を深めていると伺いました。今回、山口公演もあるそうで、獺祭の桜井社長は「その時に本社の酒蔵にもお立ち寄り頂ければと思っています」と話していました。「ジャン・レノの、どの作品がお好きですか」と伺うと、「『シェフ』です。ミシュランの三ツ星レストランの頑固なシェフを演じた、おしゃれなコメディで楽しめますよ」と教えてくれました。お酒の会社の社長は、やはりお料理にまつわるものがお好きなようです。

チケットは、もう売り切れているかもしれませんのでご確認の上お出かけください

「らくだ」5月10日~24日 東京芸術劇場シアターウエスト ほか、富山、兵庫、静岡、宮城、石川、高知、福岡、山口、京都、愛知、岡山の全国11都市で上演。

獺祭HP
*2026年5月11日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

おすすめのたしなみ