Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

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紳士のためのおでかけエンターテイメント

バッティストーニ氏が振る、演奏会形式のオペラ『メフィストーフェレ』

ゲーテの戯曲『ファウスト』に登場する悪魔メフィストーフェレが主人公のオペラが演奏会形式で催されます。プロの団体が演奏するのは、日本初。

今、世界で人気急上昇中の『メフィスト―フェレ』を日本で聴く機会はめったにありませんから、これを逃す手はありません。しかも、この作品を愛するバッティストーニさんの指揮です。

 

東京フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者アンドレア・バッティストーニさんが、100年前の天才詩人であり作曲家でありマルチに活躍したアッリーゴ・ボーイトのオペラ『メフィストーフェレ』を演奏会形式で上演します。

『オテロ』や『ファルスタッフ』などの名台本作家として知られているアッリーゴ・ボーイトの作曲家としての代表作が『メフィストーフェレ』。今年はアッリーゴ・ボーイトの没後100年に当たります。バッティストーニさんの故郷イタリアのヴェローナ野外歌劇場で人気演目だったというこの作品ですが、バッティストーニさんも今回、初めて指揮をするとか。

<メフィスト―フェレ役のマルコ・スポッティ>

バッティストーニさんは「イタリアの伝統的なオペラの良さがあり、カンタービレがとても美しいアリアや、ロマンスもたくさんありながら、重唱もあります。朗々と歌う語り的なメロディラインに焦点が当たり、歌とオーケストラの音が絶え間なく織りなされていく。物語をオーケストラが語り、音が形を持ち、観客を離さない」と熱く語っています。

<ファウスト役のジャンルーカ・テッラノーヴァ>

 

注目ポイントをいくつか挙げてみましょう。

ファウストが最後に自分の人生を振り返って歌うアリア「最後の時が来た」は、たいへんな名曲。若かりしファウストに誘惑され捨てられるヒロイン、マルゲリータが牢屋の中で歌う「いつかの暗い海に」も有名なアリア。そこからファウストとマルゲリータが「二人で一緒に逃げよう」と歌う二重唱「遠くへ、遠くへ(ロンターノ、ロンターノ、ロンターノ)」も、陶酔するような曲。また合唱も素晴らしく、特に第3幕、魔女たちの夜会の場面での音楽に着目してください。

<マルゲリータとエレーナ2役のマリア・テレーザ・レヴァ>

 

悪魔を中心にしたストーリーはテンポよく、効果的なオーケストレーションと、児童合唱を含む迫力の音響と劇的な歌で構成され、それがバッティストーニさんのエネルギッシュな指揮で運ばれます。

私たちをどんな世界に連れて行ってくれるのか。11月の演奏会までに予習しなくっちゃ!

 もし気に入ったら、ニューヨークのMETや来年2月にはマドリードのテアトロ・レアル劇場など世界中でかかるみたいだから、訪ねる歩く旅もまた一興。あぁ、いつになったらそんな素敵な旅ができるのかしら・・。


2018.11/16
(金)1900 サントリーホール
2018.11/18
(日)1500 Bunkamuraオーチャードホール

指揮・演出:アンドレア・バッティストーニ
メフィストーフェレ(バス):マルコ・スポッティ
ファウスト(テノール):ジャンルーカ・テッラノーヴァ
マルゲリータ/エレーナ(ソプラノ):マリア・テレ-ザ・レーヴァ
マルタ/パンターリス(メゾ・ソプラノ):清水華澄
ヴァグネル/ネレーオ(テノール):与儀
合唱:新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団(児童合唱指揮:掛江みどり) 他

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*2018年10月9日現在の情報です。*記事と写真の無断掲載を禁じます。

 

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

http://www.geocities.jp/officewe_homepage/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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