Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのおでかけエンターテイメント

ファンタジーの世界へようこそ METライブビューイング『サンドリヨン』

サンドリヨンというのは、灰かぶりという意味。ご存知、シンデレラです。

マスネの華麗な音楽にのって、舞台はすべて童話の世界。フランスの文学者ペローのシンデレラ初版本の色である、黒と白と赤のみで構成され、コケティッシュな動き、チャーミングな衣装、そして、METの圧倒的な歌手たちの歌で彩られます。

オペラを映画館で楽しむMETライブビューイング、今、上映中の『サンドリヨン』は、この一年、METライブビューイングのチラシやポスターを飾り、すでに乙女心をつかんでいました。グラデーションのきいた衣裳を着たサンドリヨン(ジョイス・ディドナート)と馬車の場面で、胸がときめきます。

(c)Ken Howard

 

今回のロラン・ペリー演出版は、MET初演、新演出。

サンドリヨン役のメゾソプラノ、ジョイス・ディドナートの声は力強く、いつも一人で置いていかれる不遇を嘆きます。1996年から長年この役を演じている当たり役です。

そこに登場する妖精の女王、キャスリーン・キムのコロラトゥーラの見事なこと。艶やかで華やかで、舞台が一気にきらめきを放ち、魔法の世界へ旅立たせてくれます。

(c)Ken Howard

 

孤独な王子にアリス・クート。女性が演じています。ジョイス・ディドナートと同じメゾソプラノで「同じ音域なので歌いやすい」とジョイスが語るほど、二重唱になると2人の声が溶け合います。アリス・クートはズボン役がMETでは6役目。ズボン役で大活躍です。

(c)Ken Howard

 

舞踏会の場面では、サンドリヨン以外はすべて赤いドレスを着ていますが、どれもこれもデザインが魅力的です。

(c)Ken Howard

 

その注目の衣装は、演出家ロラン・ペリーのデザインです。演出家が、衣装まで考えるなんて、何てたくさんの才能をお持ちなんでしょうか。彼の口から「こっけいで、だけどエレガントに美しく」という言葉が飛び出してきます。

現代を代表する、人気演出家です。

(c)Ken Howard

 

残り僅か、6月8日金曜日まで。

私の今シーズン一押しの作品を、あなたの目で!

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*2018年6月6日現在の情報です*記事、写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

http://www.geocities.jp/officewe_homepage/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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