Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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ブルガリア共和国大使館「大使館の美術展Ⅲ―文化交流随想―」 東京富士美術館

八王子にある東京富士美術館で開催されている「大使館の美術展」。ハンガリー、インドネシアに次ぐ第3回目で駐日ブルガリア共和国大使館です。渋谷区にある大使館と大使公邸が所蔵するブルガリアやブルガリアに縁のある作家の20世紀絵画コレクションを中心に37点、展示されています。

パベル・ミトコフ《コプリフシティッツァの家》2004年

ブルガリアという国に思いをはせてみましょう。すぐに思い浮かぶのは、ヨーグルトにローズオイル、お相撲さんの元琴欧州・・でしょうか。ヨーロッパの東南、バルカン半島の東部に位置しトルコやギリシャに囲まれ黒海に面しています。日本の国土の約3分の1で、人口は約652万人(2022年現在)。大多数がブルガリア正教です。

作品には自然、町、女性が描かれています。またそれらとともに展示されているのが民族衣装やイコン。特にこの作者不詳のイコンは大使の私物で、日本に赴任するときに同僚がプレゼントしてくれたものだとか。

作者不詳

 

公邸でのレセプションには、ブルガリアならではの料理が並びました。まずは、トマトやキュウリのサラダの上にコクのあるチーズがたっぷりのせられたサラダ「ショプスカサラダ」。バゲットにはヨーグルト、きゅうり、ニンニク、ディルなどがあわせられた伝統的なヨーグルトのサラダ「スネジャンカ」がのせられています。ソウルフードの「バニッツア」はヨーグルトとチーズのペストリーです。

大使公邸のお庭の姫リンゴも、添えられていました。

穏やかで優しい雰囲気の駐日ブルガリア共和国特命全権大使マリエタ・アラバジエヴァ閣下は、流ちょうな日本語で、ブルガリアの人々がいかに愛国心にあふれているかを語りました。

会期中、東京富士美術館では様々なイベントも企画されていますし、カフェレストラン・セーヌではコラボレーションしたケーキセット(2500円税込)や、事前予約制、展覧会チケット付きのアフタヌーンティ(4200円税込)なども召し上がれます。そこには大使のレシピを元につくった料理もあるそうですよ。

「東京富士美術館」東京都八王子市谷野町492-1 2024年10月12日(土)~12月22日(日)10時~17時(16時半受付終了)042-691-4511 HPはコチラ

*2024年10月17日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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