Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

プラハ・フィルハーモニア管弦楽団の奏でるボヘミア 2025年10月4日~

チェコを代表するオーケストラ「プラハ・フィルハーモニア管弦楽団」が、4年ぶりに来日します。1994年に世界的な指揮者イルジー・ビエロフラーヴェク主導で創設されて以来、世界で活躍するこのオーケストラ。2010年「プラハの春」音楽祭でオープニングの「わが祖国」を演奏し、喝さいを浴びました。哀愁漂うボヘミアの響きを味わうなら、DNAの入ったチェコのオーケストラに限ります。演奏するのは、ドヴォルザーク「新世界より(交響曲第9番)」「交響曲第8番」、スメタナ「モルダウ」「売られた花嫁」といったチェコの代表曲

そこに、今、話題のチェロの宮田大ピアノの松田華音がソリストとして加わり、ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」を演奏します(公演地別に1名出演)。

 

ご存じ、宮田大のチェロは、世界トップクラスの実力。聴衆の一人ひとりの情感に訴えかける演奏で大人気です。2009年にロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初めて優勝し、小澤征爾にも絶賛され、日本を代表するチェリストとして国際的に活躍しています。トーマス・ダウスゴー指揮、BBCスコティッシュ交響楽団との共演による「エルガー:チェロ協奏曲」の欧米盤は、欧州のクラシック界において権威のある「OPUS KLASSIK賞2021」を受賞。今回も、1698年製A. ストラディヴァリウス“Cholmondeley”の音色を聴かせてくれます。

   

松田華音は、6歳からモスクワで学び、ロシア最高峰のグネーシン記念中等(高等)学校で外国人初の最優秀賞で首席卒業。名門のモスクワ音楽院に日本人初のロシア政府特別奨学生として入学し首席で卒業しています。2021年モスクワ音楽院大学院を修了し、これまで多くの名指揮者たちと共演を繰り広げています。ロシアの香り漂うラフマニノフを演奏します。

指揮はベテランのスワロフスキーマエストロ。プラハ国立歌劇場で芸術監督を務め、現在はスロヴァキア・フィルの首席客演指揮者、セントラル愛知交響楽団の名誉音楽監督もされ日本との縁も深い方です。

25歳以下は4000円のU25チケットや小学生から18歳を対象にした子供無料チケットもあります。秋深まる一日、ボヘミア音楽の世界に浸りましょう。

「プラハ・フィルハーモニア管弦楽団」2025年10月4日(土)~10月13日(月・祝) 東京オペラシティ、東京芸術劇場、横浜みなとみらいホールほか大阪、名古屋、浜松、栃木、香川 全9公演 ソリストは公演地別に1名出演となります。HPはコチラ

*2025年9月18日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます         

 

 

 

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

おすすめのたしなみ