Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

三井不動産が始めた新規事業「mitaseru(ミタセル)」

三井不動産が、厳選お取り寄せグルメサービス「mitaseru(ミタセル)」を本格的にスタートさせました。三井不動産の社内事業提案制度から誕生した新規事業で、世界に誇る日本の食を国内外に発信しようというものです。海外販売も視野にいれたオンラインサイト「mitaseru(ミタセル)」は、2030年までに事業規模50億円を目指しています。

構想をスタートさせたのはコロナ禍でした。苦境に直面している飲食店を支援したい。そこで販売チャネルを広げるお手伝いをしようと、プラットフォームを立ち上げました。ミシュランガイド掲載店を始め、予約が取れない人気店、知る人ぞ知る有名店に声をかけ、調理は一括して三井不動産が行います。スタートから1年間で順調に推移し、現在、全34店舗67商品をラインナップ。新会社設立となり、2026年までに100店舗の参画を目指します。

今は厨房を大阪においていますが、千葉県船橋市にある物流施設の中に製造のための新拠点をつくり、ここから配送することも決まりました。名店のメニューをレシピ通り専門の料理人が手作りで調理します。

なかでも、惜しまれながら閉店してしまう店の味を継承するため、レシピを譲り受けたものは、既存顧客にとても喜ばれているとか。味を残すという大切な使命も担います。一つは、「つけ麺 大武」そして、今回新たに加わった「レモンラーメン」。「レモンラーメン」を試食してみたところ、コクのあるスープの中にさっぱりした味わいが広がり癖になりそうです。

 

最初想定した顧客は、30代の働く女性でしたが、ふたを開けてみたら50代~60代の方たちがボリュームゾーンでした。湯煎や自然解凍などで手軽に美味しいものを、必要な時に自宅で食べられると好評です。

夏の食卓を彩るのに絶好な、後楽園飯店「五目あんかけ焼きそば」(1404円税込)と札幌タイガーカレー「ゴロっとやわらか豚角煮スープカレー」(1458円税込)を注文してみました。箱に入って冷凍で届き、同封されたパンフレットにわかりやすく解凍方法とお店のことが書かれています。

五目あんかけ焼きそば」は、9つの具材が入り麺はパリッとした両面焼き。食べ応えのあるプリプリの大きな海老、イカ、豚肉、鶏肉、チンゲン菜、人参、白菜、たけのこ、きくらげは湯煎で7分。麺は、電子レンジで1分40秒。麺の上に湯煎した具材入りあんかけをかければ出来上がり。家庭に居ながらにしてレストランの味が食べられます。この「五目あんかけ焼きそば」は、1962年創業の後楽園飯店の伝統の味です。

2006年創業の札幌のスープカレーの人気店、「タイガーカレー」の「ゴロっとやわらか豚角煮スープカレー」は、ほろほろのぶ厚い豚の角煮が、暑い夏のエネルギー補給にピッタリです。スープと豚の角煮を7分湯煎し、そのあと、湯煎したスープを鍋に移して、豚の角煮と冷凍の野菜に3分火を入れます。器に盛りつけたら、常温解凍したゴボウチップをトッピングして出来上がり。ゴボウチップは湯煎している時間でほぼ解凍できました。

まずは、角煮の大きさに驚き、「この野菜はなにかしら」とワクワクしながらいただきました。メークインに長芋、キャベツにピーマン、ブロッコリー、赤パプリカ、ヤングコーンが入っていました。スープは、本格的でスパイシー。ちょっぴり辛めです。

どちらも、大きな具材が惜しみなく入っているところがいいですね。保存料なし、化学調味料も極力つかわれていない安心感もあります。

夏は暑くて、長時間キッチンで火を使いたくありません。でも、ちゃんと食べないと元気が出ないし乗り切れません。美味しいものならきっと食が進むでしょう。キッチンで短時間でつくれるお助けメニューとして冷凍庫に常備しておくと、何かの時に食べられる安心感があります。プレゼントにも良いかも~。

mitaseru https://mitaseru.com/
*2024年7月28日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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