Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士のためのお出かけエンタテインメント

今、話題の「鶏焼き肉」で、お花見したいな

桜の咲く時期が近づいてくると、「お花見がしたいなぁ」と今からワクワクしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。お花見は楽しいけれど、花の季節、外で宴会をするのは花冷えがして体調管理がなかなか難しい。花粉も飛んでいますので、できれば室内で花見がしたいと、私のような弱虫は思ってしまいます。

六本木の国立新美術館手前の2階に去年の秋にオープンした「鶏焼き肉 囲」では、居ながらにして桜の大木が目の前に迫っています。掘りごたつ式の46席からお花見をしてもらおうと期間限定で、3月16日から「囲 花見特別コース」が提供されることになりました。

花を愛でながら、温かい美味しいものが食べられるなんて幸せ。

ここは、グルメ界で知らない人はいない見冨右衛門さんがオーナー・プロデユーサーのお店です。南麻布の「鳥匠いし井ひな」をオープンさせ、予約の取れない大人気店に育て上げた人物。ミシュラン一つ星を獲得している大阪の「鳥匠いし井」の石井吉智氏とタッグを組んだ2店舗目です。最近の焼鳥屋さんは高級な上、なかなか予約が取れません。少しでもリーズナブルに、美味しいものを召し上がっていただきたい。そんな気持ちで開店しました。「鶏焼き肉 囲」では、鹿児島の地鶏「きさ輝地鶏」を丸ごと仕入れ、余すところなく様々な部位を提供します。

 

「囲 花見特別コース」のメニューは、

1,よだれ鶏 前菜です。ジューシーな胸肉によだれ鶏的なソースを絡めて

2,梅しそ胸肉 たっぷりの大葉がのせられています。片面だけ焼いて召し上がれ。

3,囲箱 こちらは4人前。

上段 左から もも、ずり、手羽中、  下段 左から 燻製胸、せせり、手羽元

たれは、味噌だれ、赤酢しょうゆ、塩のお好きなものをつけて。自分で焼いて食べますが、皮面から焼くこと。早く焼けるものからのせたほうが、今か今かとあせらなくて良いかもしれません。その場合は、ずり、胸、せせりを、まずは焼いてみてください。

  

4,鶏つくね 様々な部位から出た端材を粗みじんでまとめてあります。いろんな味が複雑で、こちら私のお勧めです。

5,たこ焼き風メンチカツ たこ焼きのようですが、中は鶏肉。

6,鶏油(ちーゆ)そば 麺にたまねぎと胸肉がのせられています。黒コショウをかけてよくかき混ぜて食べます。味を変えるためのお酢も途中でかけてみてください。私は普段、油そばは濃厚すぎてなかなか食べられませんが、これはぺろりといただきました。お店で人気の一品です。

7,鶏スープ

8,桜アイス これ、絶品でした。桜の葉とリキュールで作られたアイスクリームの上に、桜の葉を白あんと混ぜて焼いてある葉の形のチュイルがのせてあります。チュイルをスプーン代わりに、あるいは下に敷かれた最中の皮を持って。

今夏、同じ階にオープン予定の和菓子店(オーナーは見冨右衛門さん)の和菓子職人の手によるものです。

2時間飲み放題で1万円(税込)。通常の焼き鳥店は、串打ちなどが職人技で何年も修行にかかりますが、このスタイルだからこそ実現できた価格でしょう。額縁に入った絵画のような桜を愛でながらの「鶏焼き肉」、ゆっくり楽しめそうです。

 

期間中、昼の時間帯は土曜日と日曜日のみで12時から休憩なしで22時半まで。水曜日から金曜日は17時半から22時半。ラストオーダーはフード21時40分、ドリンク22時。もう予約が始まっていますので、お急ぎください。

鶏焼き肉 囲 港区六本木7-5-11カサグランデミワ2F 

*2024年3月20日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

 

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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