Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

応援上映、映画館で大人気! 今度はオペラのライブビューイングで!

いつから始まったんでしょうか。映画館で拍手したり、歌ったり、声をかけたりする「応援上映」。それが楽しくて楽しくてたまらない、自分を解放できると人気を博しています。

映画の上映中は周りの人に迷惑にならないように静かに観るというのが日本の常識でしたが、この特別上映会では、音を出すことが認められているのです。コスプレで行ったり、劇中のセリフと一緒に発声したり、ツッコミを入れたり、クラッカーを鳴らしたり、紙吹雪を巻いたり、やりたい放題の応援上映(劇場によっても違いますので、要注意!)。

ファンたちは興奮や感動を共有し、会場が一体となり、ネットや口コミで何度も通い、劇場を周って歩くので観客同士が知り合いになり、参加型・体験型のエンタイテインメントとして定着してきました。

それぞれ呼び方が異なり、絶叫上映とか、応援上映とか、さらには、この度初めて、オペラのライブビューイングで「ブラボー上映会」が開かれることになりました。ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)の世界最高峰の最新オペラを映画館で楽しむMETライブビューイング初めての試みです。演目はヴェルディ『椿姫』(新演出)。

(c)Marty Sohl/Metropolitan Opera.jpg

言わずと知れた、パリの社交界を席巻する高級娼婦の物語で、オペラ好きには欠かせない演目です。トニー賞受賞のマイケル・メイヤーの新演出、高級娼婦ヴィオレッタ役に、実力派ディアナ・ダムラウ、彼女に恋する青年アルフレードにファン・ディエゴ、彼女に息子と別れてくれと頼むアルフレードの父親役にクイン・ケルシー。そして、MET新音楽監督ネゼ=セガンの指揮というキャスティング。

ブラボー上映は、新宿ピカデリーで1月30日(水)19時~、コンサートソムリエに朝岡聡さんが登壇。拍手喝采、ドレスアップ大歓迎で開催します。

この日は特別に椿姫のツバキをモチーフにしたオリジナルカップケーキが全員にプレゼントされます。白金高輪のベラズカップケーキの特製です。

また、記念撮影ができるフォトスポットも準備されています。

(C)Jonathan Tichler/Metropolitan Opera.jpg

 

若者よ来たれ!オペラって楽しいぞ!

通常上映は、全国の映画館で2019年2月8日(金)~14日(木)まで(東劇のみ2月21日(木)まで)公開されます。静かにご覧になりたい方は、コチラでゆっくりとお楽しみください。といっても、ブラボーの声かけや拍手は通常上映でもOKです(笑)。

 

METライブビューイング 『椿姫』HPhttps://www.shochiku.co.jp/met/program/856/

 

*2019年1月18日現在の情報です*写真、記事の無断転載を禁じます。

 

 

 

 

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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