Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

映画「てっぺんの向うにあなたがいる」2025年10月31日(金)全国公開 

東京国際映画祭オープニング作品「てっぺんの向うにあなたがいる」が、劇場で公開中です。これは、女性初エベレストに登頂を果たした世界的に知られる田部井淳子さんの実話をもとにした作品です。田部井さんは、エベレストをはじめ、七大陸最高峰を登った世界初の女性登山家です。76か国の最高峰、最高地点を登頂し、その功績を認められ数多くの賞を受賞しています。

監督は阪本順治。「普段は登山とは縁遠い」と語る監督ですが、田部井さんの本を読み、ドキュメンタリーを見て、自分なりの田部井像を描きました。

主演に吉永小百合。この作品で映画出演124本目で第38回東京国際映画祭から長年の国内外への映画界への貢献を讃える特別功労賞が授与されました。夫に佐藤浩市。友達で新聞記者役に天海祐希。青年期の役はのん。青年期の夫役に工藤阿須加。鉄壁の俳優陣で固めます。

冒険は厳しく苦難の連続ですが、自分の「てっぺん」を目指して生きた一人の女性の一生が描かれています。

©2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会

1975年エベレストに行く時にはすでに結婚し、小さい子どももいる状況の中で、自分の夢を実現するために突き進みます。仲間たちとの衝突、子どものころから有名人の息子としての苦悩を背負う長男、一方、一緒にいられなかった母親との時間を取り戻そうとする長女、いつも暖かく支える夫。70歳の時に余命宣告をされましたが、それでも常に前向きに生きる姿勢を崩しませんでした。

©2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会

東京国際映画祭の舞台あいさつには、監督と吉永小百合、のんが登場しました。檀上に登る時、監督が先頭で後から階段を登る吉永さんに手を差し伸べたところがとても紳士的で素敵でした。

吉永さんは「20代の頃によく山に登っていたので、今回の撮影は幸せな時間でした。田部井さんにもお目にかかったことがあり、明るくて前向きでファンになり、その方を演じられるのは喜びです」と、正面に田部井さんの顔写真、後ろに田部井さんの撮ったエベレストの写真をプリントした帯をしていらっしゃいました。田部井さんも一緒に舞台に上がられるように「ご一緒しましょうね」と言う吉永さんの優しい気持ちが伝わってくるようでした。

監督は「監督になって37年。お2人とレッドカーペットを歩けて、ファンの方も身近に感じられ仕事に誇りが持てました」と語っていらっしゃいました。2025年11月2日、学術研究や芸術、スポーツなどの分野で活躍した人に贈られる紫綬褒章の受章が決定しました。

@2025 TIFF

東京国際映画祭は11月5日まで日比谷、有楽町、丸の内、銀座地区で開催されています。

*2025年11月2日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

おすすめのたしなみ