Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

映画『フード・ラック!食運』は11月4日 東京国際映画祭

食べ物がこれほど美しいとは。

スクリーン一杯の焼肉からは香りが立ちのぼり、口の中で味が広がるようだ。

肉好きで知られるダチョウ倶楽部の寺門ジモンが監督となり、焼肉の映画を撮った。

出演は、フリーライター佐藤良人役にEXILE NAOTO、編集者に土屋大鳳。主役は焼肉だろう。肉、キャベツ、漬け物、炊き立てのご飯・・。肉を焼く手元が見事だ。食べ物を愛し、丁寧に焼いていく。食べ物を大切にしている人の手元である。

©2020 TIFF

物語は、

焼肉屋を営む母のもとで、美味しいものを食べさせてもらい、愛情たっぷりに育てられてきた良人。しかし、忙しい母にもっとかまってほしいと怒り、取り返しのつかないことをしてしまう。

家から遠ざかっていた良人だったが、小さい頃から養われた食べ物に対する感覚は本物だ。本物の焼肉店を紹介するサイトを作ろうと持ち掛けれらる・・・。

全編を通して食べ物に対する愛に満ちている。寺門ジモンがこれまでの人生をかけた渾身の一作だ。もともと映画が好きだったと言うが、6年かけて完成させるという力の入れようだ。そうそうたる出演陣を見ても、きっと「ジモンのためなら」と、快く出演を引き受けてくれた人が多かったのではないだろうか。食べ物だけでなく、すべてに対して謙虚に向き合いサービス精神旺盛な真摯な人柄なのではないかと感じさせる。

©2020 TIFF

それにしても出てくる店を全部訪れたい。ただし、映画に出てくる店名は架空のものだから、クレジットの店をメモしたいのだがあぁダメだ。流れるスピードが早くて書きとれない(笑)

映画『フード・ラック!食運』2020年11月20日全国ロードショー

*2020年11月2日現在の情報です。

 

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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