Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

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紳士のためのお出かけエンタテインメント

炊き込みご飯の美味しい季節がやってきました

日本全国の美味しいものが集まる「AKOMEYA(アコメヤ) TOKYO」の商品をプレゼントして頂いた時、中に入っていたのは「鯛の炊き込みご飯の素」でした。それがあまりに美味しくてびっくり。

改めて、どんな炊き込みご飯があるのかを見に店頭をのぞいたところ、蟹、帆立、紅鮭、和栗、丹波しめじ・・と目移りするほど多くの種類がありました。アコメヤは、お米から広がる豊かな生活を目指して、米にこだわり、作り手と使い手をつなげています。

8月30日から始まった「炊き込みご飯フェア」は素材にこだわり、季節を味わえるラインナップです。海の幸、山の幸、そしてそこに、新たにこの秋収穫したばかりの旬の食材をすぐに加工して作る「旬の炊き込みご飯の素シリーズ」が加わっています。

まずは、丹波しめじを使った、「丹波しめじごはんの素」(1404円税込)。8月上旬に収穫したしめじを下旬に加工しています。きちんと味のついた、大きいプリプリした京都の丹波しめじが入っています。鰹節を削ってとった出汁に、京都の竹岡醤油の、白大豆と国産小麦でつくられた寒仕込み長期天然醸造醤油を加え、炊飯器で2号のお米と一緒に炊き込みます。原材料は、ハタケシメジ、ごぼう、砂糖、しょうゆ、食塩、なたね油、清酒、かつおぶし、醸造酢。

炊き込みご飯の素「栗ごはん」(1620円税込)は、栗の収穫量日本一の茨木県の栗。8月下旬に収穫した栗を9月上旬に加工しています。今年収穫した和栗を丁寧にむいて、無漂白、無着色で、砂糖や色を付けるためのクチナシなどは使っていません。北海道産利尻昆布とマグロ節のすっきりした出汁を使っています。原材料は、栗、食塩、清酒、醸造酢、しょうゆ、まぐろぶし、昆布。

  

自宅で作る、素朴で栗の味が活きた本物の栗ご飯の味がします。栗ご飯を家で作るのは、栗を剥くのが大変です。つるつるすべる硬い鬼皮をむき、薄い渋皮をむいて、できあがるまでに、手が傷だらけになるほど。季節に一度は食べたい栗ご飯を手軽に楽しめます。

お米は、今回の試食会では、アコメヤの米コンシュルジュが選んだ、特別栽培長野県中野市産小柳農園の「風さやか」(真空2号パック700円税込)が使われました。「主役にもわき役にもなり、炊き込みご飯にぴったり」だそうです。この「風さやか」は、長野県中野市産の新しい品種で、寒暖差がある地域で、田んぼに醤油の搾り粕をまいてうまみを増しているのだとか。ささにしきなどと同じ、あっさり系の味わいです。

これらは、ミートボールで知られる石井食品との共同開発でつくられました。石井食品は「地域と旬」をコンセプトに、素材価値開発部が全国を回り独自に発掘した地域の旬の素材を、産地から一番近い自社工場で新鮮なうちに加工しています。会社の経営理念に共鳴したアコメヤと一緒に、商品づくりに取り組んでいます。

次には、さつまいもの炊き込みご飯が出たり、10月中旬からは新米フェアも始まります。こちらもまた楽しみ。

*2024年9月22日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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