Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士のためのお出かけエンタテインメント

炎のマエスト コバケンの情熱たぎる 東京フィル「渋谷の午後のコンサート」

東京フィル「渋谷の午後のコンサート」新シーズンが始まりました。2026年4月19日(日)は、小林研一郎マエストロの「コバケンの思い出」。ブラームスのハンガリー舞曲集より3曲と、ドヴォルザークの交響曲9番「新世界より」です。

楽しいトークも交えながらの午後のコンサートはいつも大人気で、通年を通してチケットを購入される方が多く、会場はいつもほぼ満席。気軽に音楽に親しめ、音楽を奏でる方たちのお人柄や人生観などもわかるホットな時間を楽しんでいらっしゃます。

コバケンの、情熱あふれる音楽の世界に引き込まれました。

1974年に第一回ブタペスト国際指揮者コンクールで、第1位に輝いたのはコバケン34歳の時。それ以来、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者や名誉指揮者を歴任し、50年以上に渡ってハンガリーと深い関係を結んできました。その時に、「従来通りじゃなくて、もっとこうやろうよ」と提案して、かなえられたハンガリー舞曲集第5番を東京フィルと共に演奏してくれましたが素晴らしかった。ためてためて、限界までためて、音を繰り出す。これぞコバケンの世界だと聴衆からもブラボーの声が飛んでいました。

舞台上には、マエストロのトークのためのピアノが置かれ、「ハンガリーも日本も五音階だ」と、実際に弾いて教えてくれます。日本の民謡もほとんどが五音階で、「五木の子守唄」や、美空ひばりの「悲しい酒」なども歌ってきかせ、納得です。

さらに、ブラームスとドヴォルザークは大変仲が良かったということで、「スラブ舞曲」もブラームスに勧められて書いたのだとか。

会場からの質問で、「マエストロと音楽との出会いについて教えてほしい」というのがあり、2歳の頃に、音楽家を目指していた父親が弾いた「月の砂漠」に心打たれたとお話しされました。そして小学校4年生の時には、石川啄木の歌集『一握の砂』の巻頭に出てくる「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」という短歌に曲をつけたと、ご披露くださいました。子供のころから、才能があふれ出していたことがわかります。

 

そして、『新世界より』は、今まで聴いたことがない世界観です。のびやかで大胆で、魂がほとばしるような、これぞ円熟の境地だと言えます。

 

*撮影=友澤綾乃/提供=東京フィルハーモニー交響楽団 *2026年4月23日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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