Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のための焼酎入門

第3回「焼酎はなぜ25度なのか?」

最近夕食に合わせて晩酌用の酒類の種類を変えて楽しんでいる担当の山口です。
しゅるいのしゅるい?
…は!おやじギャグではありませんよ。
 
さて今回は焼酎がなぜ25度というアルコール度数になっているのかについて書いていきましょう。
おそらく今これを読まれてる皆さんの中にも中途半端な度数だな~と思っている人は少なくないと思います。
とはいえ、すべての焼酎が25度というわけではないですが、基本が25度ということになっていて、それにはちゃんと理由があるんです。
以下、今回は本格焼酎を「焼酎」として話を進めていきます。
 
さて話は酒税法という法律が制定された昭和15年に遡ります。
酒税法とは、酒類全般の税金について定められたものという意味合いだけでなく、日本においては酒類の分類や製法までを定めたルールブックのような存在となっています。
特に焼酎を語る上では切っても切り離せないものなので是非覚えておいてください。
 
その当時までは日本酒とどぶろく、そして醤油について税金を課していた明治時代の法律がすべてでした。
しかし相次ぐ戦争に対する資金の出所として、改めて酒類すべてについて税金を取ろうと作成されたのが、その酒税法でした。
そこで初めてルールとして焼酎の定義が生まれてきたのですが、その時の税率基準がアルコール度数25度だったんです。
25度までは一律、そこから1度上がるたびに税率が上がるというシステムでした。
 

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ではあなたが焼酎を造るとしたら何度の焼酎を造りますか?って話です。
当然25度に造るのが一番税金の比率が少なくなるってことです。
まあそりゃそうですよね。
正確には26度未満というルールなのでギリギリ25.9度までで造るのが最も効率が良いということになります。
それが25度が基本となっている理由です。
 
ただしここで話は終わりません。
実は今の酒税法は戦後の昭和28年に改正されてできたもので、そこでは20度が税率基準とされています。
あれ?
じゃあ別に25度にこだわる必要なんてないんじゃないの?
…確かにその通り。
今25度にする明確な理由は特にはないんです。
ただ文化として25度の焼酎が根付いていったってことなんですね。
 
さてここまで今回は焼酎が25度を基本としている訳についてお話してきましたが、便宜上本格焼酎に限って書いてきました。
前回解説した甲類についてはまたいつかの機会にお話できればと思います。
それではまたまた今回もおすすめの焼酎を紹介しておきましょう。

 

* 今回のおすすめ焼酎 *

「萬膳庵 磨千貫芋」

芋焼酎・25度・鹿児島県・万膳酒造
鹿児島の山中にある小さな蔵が造り出した限定焼酎です。
日本酒を仕込む「黄麹」と手作業で皮むきした「吟醸芋」が芋本来の風味を醸し出しています。

 

山口 昌宏
焼酎・梅酒が日本一、GEN & MATERIALを経営。酒全般マニアの元バーテンダー。

株式会社GENコーポレーション社長。
バーテンダーをしている中で、2000年に焼酎と出会いマニアに。
焼酎ブームの火付け役ともされるEN-ICHIで修業後、独立。
現在、東京・渋谷に数店舗を持ち、大阪にプロデュース店有。
昨年、兵庫・高砂に焼酎日本一の店舗「セイエイカン」を開店。

東京 焼酎&梅酒Bar GEN&MATERIAL

和歌山おでんと焼酎専門店セイエイカン

和歌山おでんと焼酎専門店セイエイカン インスタグラム

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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