Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

第37回東京国際映画祭が始まります 2024年10月28日(月)~11月6日(水)

東京・日比谷、有楽町、丸の内、銀座を中心に国内外の映画人、映画ファンが集い、この時しか観られない作品なども上演される、年に一度の祭典「第37回東京国際映画祭」が始まります。

今年、力を入れていることとして、まず「国際交流」。世界の映画人たちが交流する場となることを目指しています。トークショーなどが行われる交流拠点「交流ラウンジ」は、映画祭の中心に位置する日比谷ミッドタウンの1階LEXUSラウンジになりました。中心に近づけば近づくほど、パワーが増すというもの。楽しみです。さらに、日伊映画共同製作協定が8月に発行されたため、それを記念してイタリア特集が組まれています。マルチェロ・マストロヤンニの特集と、イタリア出身の映画監督、俳優、脚本家のナンニ・モレッティの監督作品3本が上演されます。世界三大映画祭すべてで受賞歴があるイタリアを代表する監督です。クロージング作品にはマルチェロ・マストロヤンニをオマージュした「マルチェロ・ミオ」(11月6日19時から)が上映されます。今回、コンペ部門の審査委員でもあるお嬢さんのキアラ・マストロヤンニの主演作品です。アジアとの交流も含めて、今後、海外との共同製作を期待しているそうです。

未来の人材育成」として、中学生のためのティーンズ映画教室にゲストを招いてシンポジウムを開催します。アジアの学生向けのマスタークラスもあります。Amazon Prime Videoテイクワン賞は、Amazon Primeと組んで新人のための短編コンペを開催します。また、ハンガリーの巨匠、タル・ベーラ監督が今年の2月に福島で、新進気鋭監督に震災復興をテーマとした短編製作を指導するワークショップを開催しました。そこで制作された映画上映とイベントを開催します。

女性の活躍支援」に今年新設された部門「ウィメンズ・エンパワーメント」では、女性監督の作品、女性の活躍に焦点を絞った作品を7本上演します。また、特別上映として、ドラマ「ドクターX」の映画版もあります。高野悦子さんが力を入れていた東京国際女性映画祭を振り返り、新旧の女性監督が語り合うシンポジウムも開催。「ウーマン・イン・モーション」は、グローバルラグジュアリーグループ「ケリング」と共同でトーっくショーを開催します。

さぁ、映画にどっぷりつかる秋の10日間を満喫しましょう。

*2024年10月28日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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