Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

第60回ミス・インターナショナル世界大会2022が開かれました

世界を代表する美のコンテストミス・インターナショナル世界大会が12月13日に東京ドームシティホールで開催されました。ミス・インターナショナルというと、ミス・ワールド、ミス・ユニバースとともに、世界の3大ビューティ・ページェントの一つとして知られています。初めて舞台を生で拝見しましたが、その美しさには目もくらむばかり。凝りに凝った民族衣装やゴージャスなドレスは、まさに眼福です。

この大会、スタートは、1960年アメリカ・ロングビーチでしたが、その後、1970年の日本万国博覧会からは日本で開催されるようになりました。目的も美を競うだけでなく国際社会への貢献を目指すものとなり、「美と平和の親善大使」として交流を深めています。現在、一般社団法人国際文化協会の主催で開催されています。

ミスたちは、国際交流、友好親善、社会貢献活動を開催国で約2週間にわたって実施します。来日した世界の国と地域の代表66名は、広島、福島、佐賀、大阪への表敬訪問や、池坊でいけばな、遠州流茶道宗家の茶道体験、すしざんまいでお寿司を食べ、エステティックミス・パリでエステを体験するなど、各々、異文化交流や文化体験をしました。

そして迎えた最終日。国内外で活躍するアーティスト・俳優のMIYAVIと、世界で公演を重ねる太鼓芸能集団鼓童のパフォーマンスが繰り広げられ、ロックのリズムが会場を盛り上げます。

ミスたちは、民族衣装やイブニングドレス、水着を着て、舞台を歩き、スピーチをし、審査員たちがその都度、審査します。私の印象に残ったのは、工夫が凝らされた民族衣装に、戦うイメージのドレスが多かったこと。そこには、自分たちの力で挑戦するんだという強い意思が見られました。

どのミスも、負けず劣らず美しかったのですが、最終的に、世界一に輝いたのはドイツ出身の歴史・哲学を学ぶ大学生でした。

このあと、1年間、地域や学校などでの国際交流や、女性の社会進出のための教育といった社会貢献、チャリティや地域の環境美化といった活動をしていくそうです。

それにしてもドレスが豪華だった・・・。ため息がでそうです(笑)。

*2022年12月27日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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