Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

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紳士のためのお出かけエンタテインメント

英国ロイヤル・バレエ・シネマ『白鳥の湖』から目が離せません

在籍20周年を迎えるローレン・カスバートソンをオデット・オディールに、大人気のバレエ『白鳥の湖』が、今日2022年7月15日(金)から1週間限定で、映画館で上演されます。

ローレンは、昨年出産し、舞台復帰を果たしたバレエ界の名花。繊細に叙情豊かに演じます。

この改訂版の振付・演出は、天才振付家、故リアム・スカーレット。壮麗な舞台をつくりあげたのは気鋭の美術家、ジョン・マクファーレン。2018年、ロイヤルバレエ団によって31年ぶりに誕生した新演出のプロダクションです。

印象的な舞台美術と美しい衣裳、ガブリエル・ハイネの指揮で華麗な音楽が繰り広げられ、ローレン・カスバートソンと王子役のウィリアム・ブレイスウェルのダンスを盛り上げます。ウィリアムは、2022年プリンシパルに昇進したばかりの、新星です。

第2幕の群舞はもちろん、第3幕の王子の妃候補である4つの国、スペイン、ハンガリー、イタリア、ポーランドの踊りも見逃せず、さらに、ローレンの黒鳥が登場するとその場の空気が変わります。第3幕の幕切れのドラマチックなこと。そして第4幕は・・・。

誰もが知っている『白鳥の湖』。「基本中の基本だけれど、最も難しい」と、バレエの専門家は声を揃えます。

© 2018 ROH. Photograph by Bill Cooper

ローレンの白鳥は清純ではかなく、黒鳥は情熱的で自信にあふれ、どちらも魅了されずにはいられません。コロナ禍を超えて、さらに出産をし、復帰するのは並大抵な精神力ではできないでしょう。高い技術力に加えて、人々の心を打つ芸術性にあふれる、彼女の踊りから目が離せません。

映画の中ほど、幕間に出てくる彼女の映像も必見です。

7月15日(金)から1週間限定 TOHOシネマズ日本橋 ほか全国公開
HP;http://tohotowa.co.jp/roh/

 

*2022年7月15日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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