Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

茅場町に誕生 「米と魚 さかなさま」

2024年8月8日にオープンした「米と魚 さかなさま」は、「生産者と消費者を繋げよう」という想いを持った飲食店です。「心震える食体験」をテーマに様々な活動を続けるFOOD GROOVE JAPANは、このたび初の直営飲食店「米と魚 さかなさま」をオープンしました。

共同代表の鈴木基次さんは「2016年に自治体視察に行ったときに、知らないことだらけだと思いました。独自のこだわりを持って美味しいものを作り続けている生産者さんが全国各地にいらっしゃる。一方で、私たち消費者は、食材がどこでどのように作られたのかを実感する機会がほとんどありません。各地に点在する究極の食材を守っていくためには、生産者と消費者、そして、そのつなぎ役である飲食店の役割が重要です」と語ります。地方創生と食育活動に取り組み、現在約30店舗の飲食店を運営しています。

プレオープンの日におじゃましました。「おばんざい」は、黄身の比率が高い高知県「土佐ジロー」の温泉玉子、千葉で人気のさかきばら豆腐店の焼き豆腐、糖度7%の梨大根の切干し大根梅あえ

お造りは、気仙沼の鰹、青森の平目。焼物は「ものすごい鯖」脂がたっぷりです。水と塩だけの50年発酵液につけて干した、貴重な鯖です。静岡の肉を使った和牛ローストビーフ。秋田県のブルーベリーソでいただきます。土鍋ご飯には、しらすと「元祖蒲原いわし削り」をのせて。

  

デザートは、グラスフェッドミルクロール。牧草のみを食べている牛のミルクを使ったロールケーキは、和歌山県の黒沢牧場のものです。

  

お酒は、純米酒と燗酒がメインです。「燗酒サムライ」なる、ちょんまげを結った燗酒師「七星てつ」さんが、料理に合わせてお燗をサーブしてくれました。どんなおちょこで飲むと香りが豊かになるか、試してみると、さて全く味わいが違うのにびっくりです。

    

また、最後のデザートがおいしくて、入口の所にある生産者コーナーで、つい購入。可愛い牛柄にほっこり(笑)。

日本には、未来につなぎたい食文化があります。知って、食べて、感謝して、語って、広げることで、継続していきたいものです。

 

米と魚 さかなさま」日本橋茅場町 東京都中央区日本橋兜町15-6製粉会館地下一階 約70席 ランチ11時半~14時(LO13時半)ディナー17時から23時(LO22時半)

*2024年8月10日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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