Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

2024年11月2日 芸術文化の「TODA BUILDING」が開業しました

東京・京橋、アーティゾン美術館の隣に「TODA BUILDING」が誕生しました。アーティゾン美術館に行くたびに「いつできあがるんだろう」と首を長くして待っていましたが、いよいよ開業です。「TODA BUILDING」は、戸田建設の本社ビルであり、アートとビジネスが交錯する芸術文化の発信拠点と位置付けられています。

建物は、28 階建てで、8階から上はオフィスフロアです。1階から6階が芸術文化施設。「人と街をつなぐ」をコンセプトに、ミュージアム、ホール&カンファレンス、ギャラリーコンプレックスス、創作・交流ラウンジ、ギャラリー&カフェが設けられています。

1階のエントランスロビーには、高さ16メートルの吹き抜けがあり、そこを見下ろす2階の回廊では、パブリックアートプログラムが展開されています。ここには、新進アーティストの作品が展示されています。第一弾は「螺旋の可能性―無限のチャンスへ」で、4人のアーティストの作品が並んでいます。エントランスロビーの上に伸びる階段が面白い。2026年3月まで。

3階のギャラリーコンプレックスは、現代アートを代表するギャラリーが4軒入っています。4階は、ホール&カンファレンスで、大(500名収容可能)小(260名収容可能)2つのイベントホールと、400インチの大型スクリーンと長さ約65メートルのガラス張りのホワイエを備えています。このほか5つのカンファレンスルームも併設しています。

6階は「CREATIVE MUSEUM TOKYO。ここは、アニメ、マンガ、音楽といったポップカルチャーや現代アート、デザインなどの美術館です。作品、表現者、プロセスを大空間で体感できる、見せ方を工夫した今までに味わったことがない美術館です。

オープニング企画展は『アニメ「鬼滅の刃」 柱展―そして無限城へー』。ミュージアムショップとカフェは、展覧会ごとにオリジナルグッズやメニューになります。会期は2025年3月2日(日)まで。開館時間は、10時から20時。日時指定制。すでにかなり予約が埋まっていますので、「鬼滅の刃」好きな方はお見逃しなく。

8階は、戸田建設グループの企業ミュージアムで、こちら、なかなか充実していてお勧めです。戸田建設グループの技術力はもとより、建設業の過去・現在・未来の姿を、誰にでもわかるように見て、触って、体感できるミュージアムです。楽しんだり、感心したり、知識が増えたり、一般公開は2025年からですので、もう少しお待ちください。

また外に面した1階の「Gallery & Bakery Tokyo 8分」は、「THE CITY BAKERY」と「ArtSticker」が提供する、アート鑑賞できるカフェとなっています。

京橋の新しい顔が、誕生しました。仕事の合間に立ち寄り、新たな風を自分の中に取り込みたい。

 

*2024年11月5日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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