Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

8年ぶりの「チームラボプラネッツTOKYO DMM.com」(東京・豊洲)

誕生から8年。2025年に累計来館者が1000万人を超えた東京・豊洲の「チームラボプラネッツ」。オープン後、8年たって伺ったら、まったく様相が変わっていました。そして私がうかがった日の来館者は、ほとんどがインバウンドの外国人観光客でした。

いま、「チームラボプラネッツ」(東京・豊洲)は、「アジアを代表する観光名所」として知られ、旅行業界のアカデミー賞と称されるワールド・トラベル・アワードで2度目の受賞を果たしています。「日本に行ったら、必ず行く場所」として認知されているようです。

チームラボ《流れの中に立つとき、渦が生まれる》「運動の森」@チームラボ

オープン当初の2017年、鑑賞者が裸足になって水に入る画期的なミュージアムとして登場し、その比類なき独創性とアートに驚愕しました。2025年には新エリアが加わり、面積は約1.5倍に拡がりました。ミュージアムは、身体ごと作品に没入し全身でアートを体験するWater」、空間が花で埋め尽くされるGarden」、屋外で作品体験できるOpen-Air」。そして、今回ご紹介する新しいエリア「Athletics Forestです。

 この「Athletics Forest内には3つの作品群があります。絶滅した動物をつかまえて観察する「つかまえて集める絶滅の森」、複雑で立体的な運動空間「運動の森」、共創(共同的な創造性)のための「学ぶ!未来の遊園地」で構成されています。こちらは、これまでのエリアと違って裸足にならず、動きやすい靴をはいていきましょう。

チームラボ《つかまえて集める絶滅の森》@チームラボ

つかまえて集める絶滅の森」は色彩が美しい。この世界に埋没すると溶けてしまいたくなります。スマホを持ってギャラリー内を探索し、様々な動物をつかまえて観察し、自分のコレクション図鑑を作ります。興味が広がり、絶滅危惧への関心が高まります。

絶滅危惧については漫画『絶滅動物物語』でも読んでいたので、関心を持つことの意義の深さを感じます。絶滅しているのは動物に限らず、植物の種も同様です。「種」は失われてしまうと、二度と再生することはできません。しかもその原因の大半は人間によるものです。絶滅危惧種が増加することによって食物連鎖や生態系のバランスが崩れ、結果、人間の生活を危うくします。私たち人間は天に唾するような行動を繰り返しているということです。せめて日常生活の中で、絶滅を防ぐためにできることがないか。アートに触れながら、そんなことを考えます。

《あおむしハウスの高速回転跳ね球》

運動の森」は、カラフルなボールのようなものを踏み進むものや、揺れる階段を渡るものなど実際に自分の身体を使って体験します。私は、先日、足首を骨折したばかりなので、残念ながらあきらめました。できれば体験したかった(笑)。

学ぶ!未来の遊園地」は、紙にクレヨンで絵を描き、それが作品の中でイキイキと動き出すデバイスを利用した作品体験です。自分の描いた絵が作品の一部になって、壁や床で動き回るのを見つけるのは本当に楽しい。「好きな絵を描いてください」と言われても、何を描いたらいいか迷う人も多いはず。そこで塗り絵の要領で、あらかじめ線描きされた、トカゲや蝶々の中にクレヨンで色を塗り分けられるようにしています。画用紙には、「自由にはみだして描いてね」とありますので、思い切って描ける勇気が欲しい。

チームラボ《スケッチ環世界》@チームラボ

《グラフィティネイチャー》で動き回る、私が描いたオレンジ色のトカゲが何やら愛おしい

さらに新しく、作品空間で自分が描いた絵をオリジナルのプロダクトにしてもらって持ち帰れる「スケッチファクトリー」も新設されました。自分の描いた絵が、ピンバッチになったりTシャツの柄、ハンカチの柄になって、世界で一つだけのグッズとしてお土産にできる、とても楽しい仕掛けです。

Vegan Ramen UZU Tokyo」のラーメンを食べることができる「Black Emptiness Table」の屋外スペースもリニューアル。たくさんテーブルが並び、ベンチも増設されていました。 ここのヴィーガンラーメンは入場した人しか入店できません。

  

味噌ラーメンVegan UZU style東京店限定(2000円)は、美味しいと大評判。オーソドックスなタイプと、スパイシータイプ、柚子風味の3種類があります。店主が試行錯誤した結果、万国共通で喜ばれる味噌味です。

スープのベースは、オーツミルクに昆布と椎茸でとった出汁をミックスし、味噌を数種類ブレンドして白ごまペーストを加えた特製みそだれで、生姜やニンニクの風味もするしっかりしたお味。麺は、スープを持ち上げやすい平打ち麵で、北海道産の小麦と宮崎県の全粒粉を使っています。強力粉を使わず、あえて中力粉で、もちもち度合いをあげています。

トッピングは、160度のオーブンで1時間半ローストしたトマト、グリルした舞茸、オクラ、レンコン、フノリ。食べ進めていくと、味が変わり、トマトにかかっている山椒パウダーと舞茸の下にあるスダチの皮が口に入り、舞茸オイルがスープに流れ出すため味が変化します。「へべす」という柑橘ジュースがスープの中に入っているため酸味もあります。

蒸し暑かったので、徳島県産すだち緑茶スパークリング(800円)も頂きました。さっぱりして、ビタミンC豊富なため、肌が生き返るようです。

外のテーブルで食べるのもいいですが、真っ暗な「Emptiness Table-虚空堂」というアート空間の中でも食べられます。空間に書かれた書「空書」に埋没しながら、ラーメンを食べられるという貴重な体験ができます。こちらは、味噌ラーメンとドリンクで3000円、柚子味噌ラーメンとドリンクで3200円、辛味噌ラーメンとドリンクで3300円。

 

「チームラボプラネッツ」に家族で夏休みに行きたい、友達と一緒に楽しみたい、SNS映えしそうとお考えの方は、1~2カ月前には日時を決めて予約を取りましょう。何と言ってもオバマ元大統領や、映画プロデユーサーのスティーブン・スピルバーグ、世界の大富豪イーロン・マスクも来るほどの人気のミュージアムです。価格は、ダイナミックプライシングで時期によって変動します。大人は3600円~5000円。

 

「チームラボプラネッツTOKYO DMM.com」(東京・豊洲)HPはコチラ

*2026年7月13日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

おすすめのたしなみ