Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのおでかけエンターテイメント

METライブビューイング『カルメン』、大好評です。

最初のオケの出だしからワクワク感が止まらないオペラ『カルメン』がスタートしました。映画館でオペラを楽しむMETライブビューイング、今上映中の演目は『カルメン』です。

(c)Marty Sohl/Metropolitan Opera.jpg

カルメン役は、フランス人メゾのクレモンティーヌ・マルゲーヌ。黒髪でエキゾチックなムードがカルメンの雰囲気にピッタリです。小悪魔的で、セクシーで、美貌、男を翻弄する女です。カルメン歌いとして世界中を沸かせているマルゲーヌは2017年の「カルメン」でMETにデビューしました。彼女の歌う「ハバネラ」は魅力的です。「セギディリャ」を歌われたら、思わず牢に連行しなくてはならないところ縄を解いてしまうドン・ホセの気持ちに共感してしまいます。ダンスシーンもかっこイイ。

ドン・ホセ役はロベルト・アラーニャ。言わずと知れたスターテノールです。幼なじみのミカエル役にはアラーニャの実の奥さんアレクサンドラ・クルジャック。澄んでいて力強く、情感豊かな素晴らしい歌声です。幕間のインタビューで二人の素顔が見られます。

(c)Karen Almond/Metropolitan Opera.jpg

 

闘牛士役はロシア人アレクサンダー・ヴィノグラドフ。闘牛士って、今のサッカー選手のようにかっこよくて、モテたんでしょうね。

(c)Karen Almond/Metropolitan Opera.jpg

ストーリーは、純真なドン・ホセが魔性の女カルメンに翻弄され、すべてを捨てて彼女のもとに走るのだが恋多き女であるカルメンは闘牛士に魅せられてしまうという物語。

舞台装置も効果的です。2重、3重になった回り舞台は、レンガ造りのように見えます。このレンガについての種明かしも幕間のインタビューで語られます。

指揮のルイ・ラングレはフランスを代表する指揮者の一人で、躍動的で勢いのある音楽が「カルメン」をイキイキと描き出します。演出はローレンス・オリビエ賞に輝くイギリスのリチャード・エア。

私が行った平日の昼間も結構混んでましたが、翌日「東劇」の前を通りかかるとチケット売り場に行列ができていました。『カルメン』を観ると、自分がカルメンになったような気がして肩をなびかせて歩けちゃう。幻想とはいえ良い気分(笑)!上映は14日木曜日までです。

 2019年3月8日(金)~14日(木)まで。HPはコチラ

 

*2019年3月13日現在の情報です。*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

http://www.geocities.jp/officewe_homepage/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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