Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

魅力ある紳士達の出会い

第25回 「紳士の品位は『口元』に宿る」

「モテたいならば口をマークしなさい」

日々のコミュニケーションにおいても、

命を養うためにも、

なくてはならない器官であり、

さらに目と同じく顔の中心にあって審美的役割を担っているのが口である。

 

まず唇だが、女性の場合にはルージュで彩ったり、リップグロスを塗ったりするので、

唇のケアに余念がない人の方が多いかもしれない。

女性がセックスアピールをする時のポイントも唇だからである。

それに比べて男性の場合、唇にまで気を回す人は少数派だ。

寒い季節になると唇の皮が白くささくれだった人を見かける。

紳士としてこれでは失格だ。

唇のケアも怠って欲しくない。

リップクリームを常時携帯することを当たり前にして欲しい。

唇の次は歯。

最近は歯列が不自然に整い、白さも際立っている人を見かける。

文句のつけようがないくらい白々して整っているので、

それはひとつ富の象徴として意味があるのかもしれないが、

あまりにも極端なのは歯にばかり目がいっていただけない。

が、もっといただけないのは黄ばんだり黒ずんだりした歯の持ち主である。

日々の手入れはもとより、極端な汚れは審美歯科での軽いホワイトニングくらいは

受けてほしいものだ。

そして、見た目よりさらに気になるのが臭いだ。

本人は気が付かなくても周囲は敏感に察知する。

夫婦間で口臭を指摘しあえるくらいの関係性は築いておくべきだ。

ある男性は妻から再三口臭を指摘され、夫婦げんかになりそうだったそうだが、

思い切って歯科の門を叩いたそうだ。

彼は虫歯による歯痛など何かトラブルがないと歯科に行く習慣がなかった。

生まれて初めてトラブルなくして、妻の指摘でしぶしぶ歯科を訪ねたら

重度の歯周病と診断されたそうだ。

口臭の原因も歯周病だったそうだ。

少々専門的な話になるが、歯周病菌は血管や呼吸器、消化管を通して全身に広がる。

これが動脈硬化や心筋梗塞など疾病の原因となるばかりか、

最近はアルツハイマー型認知症への影響も指摘されている。

痛くなくても歯医者に通う習慣をつけたいものである。

将来歯を失わないためにも大切なことである。

朝晩、歯を磨いているから大丈夫は全くあてにならない。

歯を磨いたくらいでは口臭は消えない。

ミント臭で覆い隠しても根本原因は除去できない。

まずは口腔内の環境を整えることだ。

場合によっては内臓に起因することもある。

健康保持のためにもエチケットのためにも医者に相談することを怠ってはいけないと思う。

もうひとつ、口にまつわることで気を配るべきは聞き取りやすい発音を心掛けることだ。

せっかく素晴らしい内容のプレゼンをしても、部分的に聞き取りにくかったり、

発音が不明瞭だと大きな損をする。

考えてみたら、文字を書くことは学校で学ぶが、学校で発声・発音の指導を受けることは

通常皆無だろう。

親や大人の出す日本語の音を耳で聞きとり、「イヌ」「アリガトウ」などの言葉の発音を人は身につけていく。

元アナウンサーである私は、

正しい発声・発音に関してのアンウンサー訓練を受けた者の一人だが、

やはり口の開け方がなってないときれいな音になりにくい。

アはあくびのような大きな口の開け方をする。

イは「い~だ」をするときのように横に大きくひっぱる。

ウは前に口を突き出すように。

エはアとイの中間の形というべきだろうか。

オは口笛を吹く時のような形。

これらの口の形を鏡の前でしっかりチェックしてア行からワ行まで毎朝発音してみる。

確実に誰の耳にも聞き取りやすい音になり、プレゼンでも嚙みにくくなる。

そして何よりも口周りの筋肉が鍛えられ、フェイスラインがすっきりする。

いいことずくめなのでやらないテはないと思う。

 

南 美希子 Mikiko Minami

(元テレビ朝日アナウンサー・エッセイスト・司会者・コメンテーター)

東京生まれ

東京女学館から聖心女子大学国語国文学科へ

大学3年生の時にテレビ朝日アナウンサー試験に合格。

3年終了後、1977年テレビ朝日アナウンス部に入社。

1986年12月に独立。

以降テレビ・ラジオ・執筆・講演・司会などで活躍中。

日本抗加齢協会公認のアンチエイジングアンバサダー。

美容・抗加齢に関しての知識も豊富。

東京理科大学オープンカレッジで話し方の講座を持つ。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

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