Philosophy of the gentleman

Mr.紳士の哲学

紳士の哲学では、紳士道を追求するにあたり、
是非参考にしたい紳士の先人たちのインタビュー・記事を通して学んでいきます。

貝塚 志朗

合同会社ワンスイート 代表社員

ファッション哲学

シンプルかつエッジが効いていること

*

<古宇利島にリゾートを作りたい>

貝塚さんがOne Suiteグループを古宇利島で展開しようと思ったきっかけは、10年前まで遡る。「10年前、初めて古宇利島を訪れた時、日本とは思えないような海や空の綺麗さに感激し、いつかここに日本にはないようなリゾートを作りたいと思いました。」(貝塚氏)

 

元々ホテルに宿泊するのが好きだったという貝塚さんに、今まで宿泊したホテルの中で一番お気に入りのホテルを聞いてみた。

「世界各国の様々ホテルに宿泊してきましたが、

その中でも一番印象に残っているのは、バリにあるブルガリホテル。シックな佇まいに惹かれましたね。」(貝塚氏)

 

 

<様々な体験を通して、イメージが出来上がる>

自身で運営するホテルのイメージが出来たのは、30代後半から40代中盤。

仕事やプライベートで国内外問わず様々な場所に行く機会が多く、そこで触れた異文化や提供されるサービス、ホテルそのものを体験していく中で出来上がってきた。

 

2019年4月1日にオープンする「One Suite THE TERRACE」。

この「One Suite THE TERRACE」は古宇利島の名所である古宇利大橋を眼下に見下ろし、綺麗な海と太陽が降り注ぐ場所に建っている。部屋のタイプは3種類あり、4~6名宿泊することが出来る。どの部屋からも古宇利大橋を眺めることが出来るのがポイントだ。

広いテラスで夕日を見ながらBBQをしたり、部屋から見える素晴らしい景色を見ながら歓談するのにぴったりだ。ぜひ家族や友人と宿泊したくなるようなホテルである。

 

「大人数で宿泊できるホテルはあまりないので、家族や友人・会社の同僚と全員で宿泊できるホテルをつくりたいと思い、THE TERRACEでは広めの部屋をご用意いたしました。」(貝塚氏)

 

<コンセプトは“ ENJOY YOUR ANNIVERSARY. ”>

 

One Suiteグループのホテルは「One Suite THE TERRACE」を皮切りに、今後古宇利島内に展開していく。

 

2020年春に37室のコンドミニアム型ホテル「One Suite THE CONDO」、2020年夏には古宇利島の頂上に22室のラグジュアリーなホテル「One Suite THE GRAND」、2021年にもラグジュアリーホテルをオープン予定だ。

 

グループ全体のホテルコンセプトは“ ENJOY YOUR ANNIVERSARY. ”。

結婚や誕生日、会社の創立記念などのお祝い時に訪れたくなるようなホテルにしたいという想いが込められている。

ホテルの場所によって、色々なステージの方がANNIVERSARY毎に、ANNIVERSARYを重ねる毎に、違うホテルに宿泊していただきたい。

 

5つのホテルを繫ぐ一つが「食」だ。

既に古宇利大橋の近くにオープンしている「L LOTA」の他に、頂上のホテルに2つ、西側のホテルにもレストランを併設予定。宿泊者はグループのレストランはどこでも行くことが出来る。各レストランまではOne Suite送迎付きで行くことが出来るので、毎日違った古宇利島の風景を楽しんでいただきたい。

 

 

<古き良き沖縄の魅力を伝えたい>

古宇利島は昔ながらの古民家も立ち並び、古き良き時代の原風景に出会える場所である。

 

更に古宇利島は、沖縄の観光スポットにも近いのも魅力の一つ。

古宇利島から車で20~30分で、美ら海水族館や世界遺産にも指定されている今帰仁城遺跡に行くことが出来る。今帰仁城遺跡は桜の開花が早く、日本で一番早くお花見が出来る場所としても名高い。

沖縄というと海で遊ぶイメージが強いが、山も魅力的だ。トレッキングツアーも計画している。

 

古宇利島の魅力を全国に伝えていきたい。

そして、One Suiteグループのホテルを通じて、多くの方のANNIVERSARYに携わっていきたい。貝塚氏はそう考えている。

 

 

文:川手美紗 撮影:岩村紗希

URLhttp://www.diana.co.jp/

 

貝塚 志朗

1984年、青山学院大学法学部卒

外資系製薬会社勤務後、株主会社フルキャストを3名で創業。取締役に就任。2001年JASDAQ、2004年東証1部に上場。

 

また、株式会社フルキャストテクノロジー代表取締役社長を2001年から2010年まで務め、2005年にJASDAQに上場。

 

ホテル保有、運営のため、2013年株式会社ディメンションポケッツ設立、代表取締役社長に就任。

 

ホテル運営と保有を分離するため、ホテル運営会社の、合同会社ワンスイートを2016年に設立。同時に代表社員に就任。

 

フルキャストホールディングス取締役現任。

座右の銘

「継続は力なり」

何をするにしても、続けていくことが難しい。しかし、続けていくことによって形になっていく。それまで我慢できるかどうかが大事である。

 

おススメの本

「海賊と呼ばれた男」

常識にとらわれず、逆境にもめげずに、信念を貫き続ける出光佐三の生き方に共感を覚えました。

 

 

おススメの映画

『ダンス・ウィズ・ウルブズ』

今までの社会性のある生活からネイティブアメリカンに溶け込んでいく心情の変遷に感動します。

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。