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マリインスキー・オペラ来日記念講演会開催のご報告とマリインスキー歌劇場 チャイコフスキー・フェスティヴァル2019のご案内

2019/11/15

2019年11月4日、朝日新聞社読者ホールにて、マリインスキー・オペラ来日公演に先駆けてた講演会が行われました。穏やかな秋の終わりに130名を超える沢山のお客様がお越し下さいました。


第1部の講師は、元NHKモスクワ支局長でジャーナリストの小林和男さん。激動のロシアにて、ゲルギエフと出会って一晩中熱く語り明かした日々など実体験に基づくお話をしていただきました。また、マエストロの秘話も沢山披露くださいました。

 

マエストロがカラヤン指揮コンクールで優勝したときに、「指揮者は公演を歩きながらでも勉強ができるのですよ」カラヤンから言われたエピソードは、若き日の写真と共に。
若い才能を見つけて育成することもゲルギエフの信念ですが、「この若者に気をつけておくように」、と見出された若き日のアンナ・ネトレプコはいまや世界オペラ界のスターになっています。ゲルギエフが組織委員長を務めるチャイコフスキー国際コンクールでは、ピアノ部門で2位に入賞した藤田真央を、「この子に気をつけておけ」と言っていたそうです。

今月末から始まるマリインスキー・オペラももちろん、マエストロ・ゲルギエフが注目し活躍する卓越した達と共にやってきます。

 


第2部は、東京大学大学院准教授の鳥山祐介さん。プーシキンの文化や作品「スペードの女王」の背景についてお話いただきました。
ロシア人にとって最も偉大な文学者プーシキン。元々ロシアでは話し言葉と書き言葉は別のものでしたが、18世紀に近代的文章語として確立させたのがプーシキン。プーシキンの文学でオペラ化された作品は沢山あります。
グリンカ「ルスランとリュドミラ」、ムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」、チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」、「スペードの女王」、「マゼッパ」、ラフマニノフ「アレコ」、「けちな騎士」、リムスキー・コルサコフ「モーツァルトとサリエリ」、「皇帝サルタンの物語」、「金鶏」…。

 

「スペードの女王」は、プーシキンの小説とチャイコフスキー作のオペラでは、時代設定も登場人物の置かれた状況や性格も異なります、と鳥山祐介さんはわかりやすくお話くださいます。
ロシア文学でたびたび登場するトランプ・ゲームは当時、国家に抑圧された環境下で、自分の選択により未知の世界、運命に挑む人間の象徴でした。
「スペードの女王」には運命が重要なモチーフとして描かれています。さいごに、「小説と照らし合わせながらオペラを観ると更に面白さが増すでしょう。」とお話くださいました。

たくさんのお客様がご来場くださり、興味深く熱心に耳をかたむけていました。
いよいよ11月30日にマリインスキー・オペラが開幕いたします。ご期待ください。

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巨匠ゲルギエフ&ロシア芸術の殿堂 マリインスキー歌劇場が総力を結集して贈る
マリインスキー歌劇場 チャイコフスキー・フェスティヴァル2019

 

歌劇「スペードの女王」
2019年11月30日(土) 15:00 東京文化会館
2019年12月1日(日) 15:00 東京文化会館
歌劇「マゼッパ」(コンサート形式)
2019年12月2日(月) 18:00 サントリーホール
マリインスキー 歌劇場管弦楽団 演奏会
2019年12月5日(木) 19:00 サントリーホール(チェロ:アレクサンドル・ブズロフ)
2019年12月6日(金) 19:00 東京文化会館(ヴァイオリン:五嶋龍)
2019年12月7日(土) 13:00 東京文化会館(ピアノ:セルゲイ・ババヤン、辻井伸行)
2019年12月7日(土) 18:00 東京文化会館(ピアノ:セルゲイ・ババヤン)
⇒ 特設サイトはこちらから

マリインスキー 歌劇場管弦楽団 日本公演 <東京以外の公演>
2019年11月28日(木) 19:00 福岡シンフォニーホール(ヴァイオリン:五嶋龍)
(問)アクロス福岡チケットセンター 092-725-9112
2019年11月29日(金) 19:00 レクザムホール(香川県県民ホール)大ホール(ピアノ:松田華音)
(問)県民ホールサービスセンター 087-823-5023
2019年12月3日(火) 19:00 アクトシティ浜松 大ホール(ヴァイオリン:五嶋龍)
(問)公益財団法人浜松市文化振興財団 053-451-1114
2019年12月8日(日) 14:00 フェニーチェ堺 大ホール(堺市民芸術文化ホール)(ヴァイオリン:五嶋龍)
(問)フェニーチェ堺 072-228-0440

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。