Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべき日本人デザイナー

OOE

Collage_Fotor 

デザイナー KATSUYA OOE

『OOE』
O:originale / 新奇なデザイン
O:ottimo    / 最高のもの
E:elegante  / リッチスタイル

■ありそうでないものをデザインしたい

最高級レザーブランド『OOE』。
デザイナーであるKATSUYA OOEは、幼少時代を父親の赴任先であるミラノで過ごした。
小学校時代に帰国して、高校卒業後、再度イタリアへ渡った。
子供の頃から多彩なる美的感覚を持ち、絵を描くのが好きだったKATSUYA OOEは、フランコ・モスキーノやドメニコ・ドルチェ、ステファノ・ガッバーナやアルベルト・カントゥなどを輩出したミラノのファッション&デザイン専門学校 マランゴー二学園へ入学。
イタリアモード界の普遍的理念を継承しつつも、斬新な彼のデザイン性は在学中にVivienne Westwoodの目に止まり、後にデザイナーとして活躍する事となる。
そして、2008年にKATSUYA DESIGN OFFICEを設立し、オリジナルブランド『OOE』をパリで発表。
「新奇なデザイン」「最高のモノ」「リッチスタイル」をキーワードにしたコレクションは、洗練されたオリジナルスタイルを追求したい大人の要望に応えるべく、どれも ”ありそうでないもの” ばかりだ。
トレンドの波の中にある洋服は、常に変化し続け、またループする。
しかしその他のアイテムであるバッグやアクセサリーなどは普遍的であり、いわゆる定番ものや長く使う事が出来るものであり、その二つの化学反応によってファッションは成り立っている。
その中でも長く使うものに対してのクオリティーは、非常に重要な要素なのだ。

IMG_1854
コルセットバッグ ナイロンレザー  ブラック
¥780,000(税別)

■made in ITALYにこだわる真髄

『OOE』がこだわっている皮革。
それは、超一流タンナリーから選び抜かれた傷やムラの無い、最上級レザーを使用している。
何万個単位で同じものが出回っているブランドの商品に対して、これだけの品質とデザイン力を兼ね備えたアイテムを何百単位でしか生産しないこだわりは、いいものだけど人と違うものを持ちたいと願う我儘な大人のニーズにぴったり合っている。

IMG_1989

IMG_0059  IMG_0068  IMG_0079
トートバッグ ¥360,000(税別)
オレンジ / モスグリーン / ホワイト

  
こちらは、仕事用としても最適なユニセックス仕様のトートバッグ。
下部に丸みを持たせて、バッグ全体のフォルムを引き立たせている。
両サイドが紐で結ばれていて、開閉口部分もしっかりと口が閉じるようになっているので、中身が見えてしまうこともなく、置いたときのシルエットも非常に美しい。
そして最大のこだわりは、この素材にあると言っても過言ではない。
世界有数のラグジュアリーブランドと同じイタリアのタンナーの革を使用し、このトートバッグは生後6か月以内の牛の革を使っている。
通常は牛一頭1枚120デシ(革の面積の単位で1デシ=10平方cm)程度なのに対して、70デシ程度しかないので非常に流通量が少ない希少な素材なのである。
この最高級の革を使って、デザイナーが直に職人を口説き落とし、最初から最後まで手作業による複雑で高度な技術によって一つ一つ作られている。

IMG_2603

そして次にmade in ITALYの特徴とも言える、革の色味。
イタリアでしかできない世界一の染色技術によって絶妙な色を創り出している。
色選びからインスピレーションを受けている、と語るKATSUYA OOE。
特にモスグリーンの色味は、他ではなかなか見つからない色を実現している。

■「絆」というかけがえのないもの

このように様々な人の手によって最高のアイテムを創り上げる中で、一番大切にしている思いが「絆」だという。
『OOE』のキーワードである「新奇なデザイン」も、「最高のもの」も、「リッチスタイル」も、こうしたたくさんの人の協力のもとに生まれた産物なのだ。
この気持ちを大切にしたいと願う䯨氏は、全ての商品に「絆」をモチーフにした『紐』をデザインしている。

IMG_2276
ハンドバッグ ナイロン+レザー ¥132,000(税別)
パープル / ブラック

『紐』モチーフが多く施されているこちらのバッグは、シーンを選ばず様々なコーディネートに合わせることができるので、人気が高い。
持ち手の部分の革の仕上がりは、デザイナー自身も絶賛する職人技である。
パーティーシーンにも、カジュアルにも幅広く合わせる事ができるアイテムで、他にはないハイセンスな紐のデザインはコーディネートを確実にアップデートしてくれる。

IMG_2212

IMG_0102
IMG_0084
(左)LUNA1 オールレザー     ¥195,000(税別)
(右)LUNA2  キャンパス+レザー  ¥185,000(税別)

自然の美しさからひらめきを受けて創られたこちらのデザインは、月をモチーフにして左右高さを変え変化をもたせている。
『OOE』バッグは、持った人自体を美しく見せるという点についても、しっかりと計算されている。
柔らかくラウンドした曲線美は非常に繊細にデザインされ、細い女性の肩にも負担が少なくなるように通常の厚みより半分以上削ることで軽量化を実現。
肌触りはふわっと柔らか、きめ細かくシルクのような仕上がりだ。
デザインも質感も非常に暖かみを感じる女性らしいデザインである。

IMG_6352 IMG_6357
(左)コルセットタイプ長財布 ラウンドタイプ ブラック/イエロー  ¥82,000(税別)
   コルセットタイプ長財布 二つ折りタイプ ピンク        ¥80,000(税別)
   コルセットタイプ名刺入れ        グリーン       ¥38,500(税別)
(右)ウェーブタイプ 長財布 ラウンドタイプ ブルー        ¥78,000(税別)
   ウェーブタイプ 長財布 二つ折りタイプ ブラック       ¥75,000(税別)
   ウェーブタイプ 名刺入れ        ブラウン       ¥35,000(税別)

 小物アイテムにも『紐』モチーフがデザインされている。
どれもアクセントの効いた色使いだ。
お財布はラウンドタイプと二つ折りタイプの2種類があって、どちらも使い勝手の良い仕様になっている。
滑らかなラウンド模様が美しいウェーブタイプは、そのまま手に持ってもクラッチバッグの様にファッショナブル。
普段、色物に手が出しにくい人でも、小物だったら冒険しやすいだろう。
バッグの中も華やかに彩られる事間違いない。

■世の中に一点だけの贈り物を

『OOE』ブランドは品質の高さだけでなく、人の暖かみを感じることができる。
大量生産ではなく、他にはない自分だけのアイテムを楽しむことは、きっと何よりも贅沢なお洒落の仕方なのではないか。
洋服よりも、その人に長い時間寄り添うバッグは、それを持つ人の時間までも変えてしまうかもしれない。
「大切な人にプレゼントを贈るなら、世界に一点しかないバッグを。」
そんな紳士の想いに応えてくれるブランドである。
ぜひ奥様やパートナーなど、大切な女性のために世界に一点しかないバッグを選んでみてはいかがだろうか。
デザイナーの思いがぎゅっと詰まった最高級レザーのバッグは、きっと持つ人を暖かい笑顔にするバッグに違いない。

(※それぞれのバッグは残数が数個から十数個になります。尚、掲載価格は参考上代です。
ユーロの変動により高くなることがあります。お問い合わせは、info@danshi-senka.jp まで。)

IMG_2699

KATSUYA OOE  
1975生まれ。
ISTITUTTO MARANGONI (MILANO,ITALY) 卒業。
幼少時代、父親の赴任先であるミラノで生活し小学校時代に帰国。
高校卒業後再度伊渡し、ISTITUTTO MARANGONI MILANOへ入学。
ファッションデザイン修士し、卒業後Vivienne Westwoodのもとでデザインを学び、パリコレ、ミラコレを手掛け、その後ヨーロッパで多くのコレクションを手掛ける。
2008年 KATSUYA DESIGN OFFICE設立。
『OOE』ブランドを設立し、バッグ、ジュエリーなど多くのファッションアイテムを発表し、国内で他社と提携しデザイン、企画する。

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

おすすめのたしなみ