Challenge of the gentleman

紳士のチャレンジ

ペン字にチャレンジ

萃美

書道アーティスト

ペン字にチャレンジ

紳士の皆様は普段から文字を書く機会が多いと思いますが、ご自身の字に自信はありますでしょうか?

名前や住所など普段書く機会の多い字に関しては、美しくかっこ良く書きたいものです。

そこで今回は大人のためのペン字トレーニングを行っている、書道アーティスト萃美先生のペン字レッスンにチャレンジします。

事前に名前を書いた字を見ていただき、どこを直せばよいか・気をつければよいかを萃美先生が制作されたテキストに沿って、ピンポイントで教えてもらいながら1時間のレッスンがスタート。

レッスン後のBefore→Afterをお楽しみに。

まず、美しく書くための道具選びから教えてもらいます。

種類やメーカーも多く、なんとなく選びがちなペンですが、目的や用途に合わせてペンを選ぶ必要があります。

インクの種類は4種類に分かれており、まず大きく油性と水性の2つに分かれます。

油性には油性と低粘度油性、水性には水性とゲルが含まれます。

書き始めがかすれてしまいがちなのは油性のペンが多く、それを解決したのが低粘度油性で、人気商品は三菱鉛筆から発売されているジェットストリーム。

水性は書きやすいのが特徴で、人気商品はゼブラから発売されているサラサ。

サラサは特設コーナーが出来るほど、幅広い方に人気のあるペンだそう。

まずこの4種類のペンで書き比べをします。

ペンの書き比べはしたことがなかったのですが、実際に書き比べてみると字の印象も書き心地も全く違うことに驚きました!!

また郵便物は水性のペンで書いてしまうと、雨で滲んでしまう可能性もあるので、油性を使うのがベストです。

今後は目的に合わせてペンを変えようと思います。

萃美先生によると、低粘度油性だとジェットストリーム、ゲルだとサラサがおすすめとのこと。特に2018年にサラサから新発売された、速乾性優れた「SARASA dry」はとても書きやすく、すぐ乾くのでおすすめ!私もすぐに購入しようと思います。

 

太さも、0.7㎜・0.4~0.5㎜・0.3㎜前後では、見え方が違ってきます。

どれぐらいのペン先の太さを選べばよいかは、「何に書くか?」をポイントに。

封筒の宛名等大きいものに書くときは、0.3㎜の細いペン先で書いてしまうと、余白がありすぎて便りない印象になってしまうので、0.7㎜で書くと良いです。

逆に小さいものに書くときに0.7㎜で書いてしまうと、余白が少なく、文字もつぶれてしまいがちなので、0.3㎜で書くと圧迫感もなく綺麗に見えます。ボールペンはすべて一緒だと思っていましたが、こんなにも見え方や字から受ける印象が変わることには驚きました!ペン先も0.7㎜と0.4㎜を揃えようと思います。

硬いテーブルの上で書くときは、ソフト下敷きを使用するとペン先のコントロールがしやく良いとのこと。下敷きがない場合は、コピー用紙4~5枚を引いても代用可能です。

 

次に書く姿勢とペンの持ち方をチェックしてもらいました。

普段姿勢には気を付けているので、姿勢は良いと褒めていただきましたが、ペンの持ち方は親指が少し前に出ている、と指摘を受けました。

ペンの持ち方も癖がついていて、自分ではなかなか気づけないところなので、先生にしっかり見ていただけて良かったです。

自分自身だけで正しい持ち方が出来ているかをチェックする方法は、お箸1本を加えます。ペンが上、お箸が下にくるようにして、お箸を持つイメージで2本同時に持ってみた後、お箸だけ手から抜いた状態が正しいペンの持ち方です。

皆さんぜひ自分自身の普段の持ち方が正しく持てているか、チェックしてみてください。

 

基礎を教えていただいたところで、いよいよ実践です。

そもそも、私たちは書道の特徴を持つ字を見ると美しさを感じます。

SUIBI式レッスンでは、書道の技法のうち、ペン字に取り入れると効果絶大なポイントを選び出し、教えていただけるので、レッスン後すぐに変化が感じられるとのこと。

また、レッスンを受ける前に自分自身で書いた名前の字を見て、ポイントの中でも特に意識したらよいこと、直すべきところをピンポイントで教えてもらえるのも嬉しいです。

その際も様々な漢字で練習するのではなく、自分の名前や住所といったよく書く字で練習するので、より実践的だと感じました。

受講生の皆さんも、レッスンを受けた後「自分の字じゃないみたい!」と驚かれるそうです。

それでは、実際に書く練習に入っていきます。

皆さん、永字八法をご存知でしょうか?

「永」の字には、使用頻度の高い8つの基本的な点画が含まれています。萃美先生曰く、毛筆用の書き方なのですべてをマスターする必要はありませんが、横画や縦画、はね、右はらいは押さえておくと良いとのことです。

 

テキストにあるSUIBI式美文字ポイントは全部で11あります。そのうち、優先的に学ぶとよい4ポイントを重点的に教えていただきました。

【ポイント1点目:「トン」と置き、一度止まる】

今まではペンの書き出しに意識したことがありませんでした。起筆(始点)がまっすぐに入っていたので、書き始めに「トン」と置いて一度止まり、スーッと線を引くことで、きりっとした美しい線を書くことができました。

 

【ポイント2点目:縦線をまっすぐ書く】

今までは右斜め下に引っ張られるような縦線を書いていたようで、そのために字全体が傾いていました。ペンの持ち方で親指と人差し指の位置に原因があると教えていただき、正しい持ち方で縦線を書いたところ、まっすぐな線が書けて驚きました。

確かにまっすぐな縦線が書けると、字全体が姿勢よく立っているように見え、より美しい字になるとわかりました。

 

【ポイント3点目:□の書き方】

四角がある字の書き方にはルールがあるとのこと。今まで何も考えずに書いていたので、これには驚きました!

・四角の中に何もない場合

四角の中に何もないとき(口)は、最後の画である横線をやや突き出るように長く書きます。

・四角の中に何かある場合

四角の中に何かあるとき(回、日など)は、二画目の縦線をやや突き出るように長く書きます。

このルールを私は知らなかったので、最初は書きなれておらず戸惑いましたが、何度か練習をすると慣れてきて、気を付けるポイントが自然に身に付きました!やはり普段からどれだけ意識をもって字を書くのが大切だと感じました。

 

【ポイント4点目:筆脈への意識】

筆脈とは、実際には繋がっていない点画と点画の間にある”筆運びの流れ”のことで、その流れをペンで表現するだけで、一気に成熟した大人らしい字に見えます。

筆脈を表現するには正しい書き順で書くことが大切なので、書き順を間違えていないかを意識することも重要だそうです。

 さて、皆さんは

「見た目は素敵なのに字が弱々しくて残念」など、他人の字をみてがっかりしたことはありませんか。

字はその人の印象に直結します。

美文字ポイントを学んだ後は、「自分は周りからどう見られたいのか」によって、ペンの選び方から字の書き方まで、ちょっとした工夫で印象アップをもたらすコツをお聞きしました。

 

SUIBI式ではビジネス上で役立つ「誠実フォント」「温厚フォント」「勇猛フォント」の3つの書き方があり、好きなフォントでお手本を作っていただき、書き方やペン選びも教えていただけます。

今回は「勇ましさや強い決断力がある人と思われたい人におススメ」という「勇猛フォント」の書き方をご指導いただきました。

いかがでしょうか。

たった1時間のレッスンでこんなにも変化がありました!

Beforeに比べると、圧倒的に力強さが感じられる字になりました。曲がっていた字もまっすぐになり、字から受ける印象もずいぶん変わったと思います。

萃美先生のレッスンでは、レッスンで習ったことを忘れないよう、自宅学習も出来るようにPDFで名前のお手本、修正ポイント、練習帳を送っていただけるので、印刷して何度も練習して体得できます。

それも自分の名前なのでより変化も分かりやすく、私自身かっこよく美しい字が書けるよう見本を見ながら練習を続けていこうと思います。

 

山之上友の、最後ひと言。

字が美しく読みやすくなるだけで、字から受ける印象がこんなにも変わることに驚きました!萃美先生の美しい字の書き方は紳士のたしなみでも毎月連載していきますので、そちらもお楽しみに。皆さんも是非レッスンを受けてみてはいかがでしょうか?

 

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。