オーダースーツにチャレンジ
<前編>カスタムオーダー「生地選び・採寸」
ヴァンクールでは、「スーツは戦闘服」をコンセプトに、身体を鍛えている男女の方がスーツを着ても美しく魅えるよう、筋肉を魅せる補正をしてくれます。
今回はこちらでカスタムオーダースーツを作ります。
ずらっと並ぶ生地の見本。
落ち着いてはいますが、威圧感がなく、とてもアットホームな空間です。
予算によって選べるのも魅力の一つ。
若い方からダンディ世代の方にも生地感で表現の幅広がります。
まずはカウンセリングを受けます。
どんなシーンで使用するものか、またどのような職業の方なのかなど、しっかりとヒアリングをしてくれるので安心です。
この、「生地を選ぶ」という工程は、カスタムオーダーならではの醍醐味。
お気に入りのものが見つかりました。
DORMEUILのEXEL BLUEを選びました。
次は裏地選び。
ちらっと裏地が見えた時にこだわりが見えるのがツウ。
今回はスーツに合わせてブルーを選びました。
折角なら、ヴァンクールならではのスタイル創りを。
襟はノッチが人気とのことで今回はそちらをチョイスしました。
胸ポケットも4つの形の中から「はこ」を選びました。
腰ポケットは体型を綺麗に魅せるためフラント有りの「スラント」に。
イタリアではサイドヴェントといい、スーツのサイドの切り込みが主流。
今回私もサイドヴェントに挑戦します。
ボタン選びも慎重に。
スーツと裏地に合うよう、色味を合わせました。
パンツのタックはその方の体型に合わせて決めていくとのことで、採寸をしながら決めていきます。
今回はタックなしで作ることになりました。
後ろのポケットは紳士にしっとりかっこよく見えるよう、ボタン付きにしました。
2つボタンのダンガリ。
3つボタンより少し抜け感があり、セクシーさが出ます。
そして、ズボンの裾はダブル、幅3.5センチが主流なのですが、少し厚めが好みなので4センチにしました。
いよいよ採寸。
鏡の前で、肩幅、胸囲、ウエスト、ヒップ、袖丈、そして背中の幅など、細かく測っていきます。
このサイズを元に、採寸用のゲージ服の中から、サイズの近い型を選んでもらいます。
ゲージ服を羽織ります。
ここから更に細かい調整。
少しずつ身体のラインを見ながら、体にフィットさせていきます。
「ピン打ち」というもので、たくさんの針をさしていくうちに、スーツのサイズがどんどん身体に合っていくのを感じます。
今回は、正統派と言われる「ベルトレス」に。
ベルトレスでは、ウエストのゆとりは、あまり作らないとのこと。
ウエスト回りにもピンが沢山。
ヒップ、裾幅、ワタリの長さも決めていきます。
体型を綺麗に魅せるのはもちろん、大人が大人っぽく、昔スポーツをしていた紳士の方へとても素敵なスーツができると思います。
出来上がるのは、年末年始休暇もあり、1ヵ月半先とのこと。
今から楽しみです。
ヴァンクール
東京都港区芝2−2−15 芝2丁目ビル2階
特殊体型中補正の技術をマスターした熟練フィッターによる採寸から生み出される体のラインを見せるシルエットのスーツは、アスリートたちのスーツに対する悩みも解消。約半世紀に渡って考え抜かれた工程と、卓越した技術を持った職人によって作られる最上のスーツは定評がある。
http://www.vainqueur1.com/fighter/