Challenge of the gentleman

紳士のチャレンジ

チェスにチャレンジ

ダンディな皆さんは普段どのような遊びに興じていますか?

紳士たるもの、世界共通のルールがあり、

世界中に愛好家がいるゲームを嗜むことはプライベートではもちろん、ビジネス上でも役に立ちます。

今回は、株式会社 Chess for Japanのチェスレッスンにチャレンジします!

女性限定の自由が丘クイーンズチェススクールと、会員制の広尾クイーンズチェススクール代表の横谷さん。

今回は自由が丘のスクールでレッスンです。

大きな窓が印象的な教室に入ると早速、立派なチェスボードが。

細部まで作り込まれた美しいチェスピース(駒)に思わず魅入ってしまいます。

レッスンでは、いきなりこのチェスボードに触れるのではなく、

チェスの文化や背景を学びます。

「文化や背景を学ぶことは、勝ち負けだけではない、チェスの奥深い楽しみ方に繋がる」

とのこと。

オリジナル資料を使いながら、早速チェスの世界を学んでゆきます。

導入では、ルイス=キャロルの「鏡の国のアリス」のストーリーを読み解き、

アリスとチェスのファンタジーな世界を垣間見ました。

チェスが初めての方にとっても、アリスのストーリーを辿ると自然とルールへの理解が深まります。

意外と知られていませんが、チェスはヨーロッパではなく北インドで誕生し、

長い変遷を経てヨーロッパまで行き着きます。

王の遊びと言われていたチェスが男性貴族の嗜みとなり現代にいたるまでの歴史は、

ゲームのルール自体にも大きな影響を与えています。

またチェスが「世界最大の人口を誇るボードゲーム」であることや、

Grand Master(GM)と呼ばれるチェス界の最高位の称号がありながら、

日本人ではその称号を持つ人がいないことなど、チェスの世界を更に深堀する豆知識を学んでいきます。

チェスへの意欲が高まったところで、次は実際にチェスピースを動かしてゆきます。

まずはチェスの要ともなるチェスピース(駒)についてです。

絵を見ながら教えて頂き、ピース(駒)の役割をストーリーで確認します。

まずはキング、クイーン、ビショップ、ルーク、ナイト、ポーンとそれぞれの配置を覚えます。

ヒエラルキーを理解して並べると、覚えやすいですね。続いてはチェスピース(駒)の動きです。

自由に動けるクイーンや、飛び越すことができるナイト。とてもダイナミックです。

動きを一通り覚えられるまで、練習を繰り返します。

苦手な動きを復習しつつ反復練習ができるのはプライベートレッスンならでは。

続いてCHESS UPと呼ばれる脳トレを行いました。

通常チェスは、相手のキングを取ったら勝ちというルールですが、この練習では、「取られた方が勝ち」。

相手から自分のものを取られるように逆算しつつ進めていきます。

動きをしっかり理解し頭を使うトレーニングです。

初めての方はゆっくり時間をかけてゲームを進めます。

海外ではチェスが普及しているためチェスに似たゲームも多くあります。

こちらのレッスンでも、そのようなボードゲームを使い一人一人に合わせた練習スタイルを提供し杓子定規にルールを教えることはしていません。

今回のレッスンで特に印象に残ったことは

チェスでは「定石を気にしすぎない!」ということ。

型にはまらず、より深い楽しみ方ができるといわれるチェスは、その人らしさがよく出ます。

こちらのスクールでは初めての方のためのビギナー講座や、資格をとるベーシック講座があります。

企業研修のためのChess3.0も実施。

女性限定のスクールですが男子専科の会員の方はどなたでも予約し受講できます。

最近ではインターネットやアプリを使い簡単に始められるようになってきたチェス。

今だからこそ対面式で実際にチェスを使う醍醐味とは?

「チェスピースはそれぞれの形に特徴があり立体的です。最初のうちは皆様白黒のボードに慣れていないため簡単なボードゲームを短時間導入し段階的にチェスに親しんでいただきます。

そして全体像が見えるようになったときにグッとその楽しみ方が広がります。ルールはこの段階でお教えしています。また俯瞰的に物事をみることは、日常生活でもとても大切です。相手の表情を伺ったり、勝負をかけるときの緊迫感は、対面式のゲームならではだと思います。想定外のことが起きたときにどのように向き合い対応するか、先を見通す力も、対面で行うチェスを通して鍛えることができると思っています。経営に携わるビジネスパーソンはチェスを好まれるのではないでしょうか。

もちろんネット上で世界中の人と対戦できることは素晴らしいメリット。しかし是非一度は本物に触れて欲しいです。」

今回はいくつかの珍しいチェスを見せていただきました。

1つ目はインドのチェス。

少し小ぶりで、美しい石で出来ているのが特徴です。

ボードの蓋を開けると、宝石のようにチェスピースが並び女性に人気というのも肯けます。

2つ目はペルーのチェス「アンデスチェス」。

特徴的な模様です。キャラクターが分かりやすく描かれています。

チェスには、引き分けがあることも大きな特徴の一つ。綺麗に引き分けで終えられることも重要視されています。勝ち負けだけではない大人のボードゲーム。それがチェスです。

慈友さんの最後に一言。

思ったよりも短時間でチェスのルールを学ぶことができました。

頭をフル回転するゲームであり、またチェス盤も駒も美しい。はまりそうです。

横谷 慈

 

株式会社 Chess for Japan 代表取締役

イギリス帰国子女 チェスを通じて友人を作る

聖心女子大学 教育学部心理学専攻 卒業

大学卒業後通訳を経て医学部精神医学教室で2年の研修後、都内の病院にて心理士として勤務。帰国子女のカウンセリングを主に行う。配偶者の海外転勤に伴いイギリス、ハンガリー、オーストリアに住む。在外公館にて要人との接客に携わりチェスのある文化に親しむ。育児をしながらティーインストラクターとして10年間大使館や企業でティーセミナーを開催。2018年(株)チェスフォージャパンを設立。同年5月に自由が丘・12月に広尾クィーンズチェススクールを開校。女性限定のプライベートチェスレッスン、小学生対象のチェス・ラボ、チェスコンシェルジュの養成を行う。2020年9月那須クィーンズチェススクール開校予定。

3児の母。

 

HP  https://chess4japan.com

Instagram https://www.instagram.com/chess_and_tea/

 

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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