紳士が知るべき東京夜市
東京夜市を知っていますか?
2019年9月、日本初のナイトマーケット「東京夜市」は、今や新世代のカルチャーを生み出している最先端の都市、渋谷でスタートを切った。
ナイトマーケットというと、日本ではまだ馴染みがないが、台湾、シンガポール、ベトナムなどアジア圏内では既に、多くの観光客を引き寄せる名物コンテンツとなっている。昼間は通常の市場(マーケット)が夜になると一変する。暗闇の中に、屋台の明るい光が連なり、その非日常的空間に人々が集う。飲食の屋台や移動店舗の物販などがひしめき合い、開放的な夜空の下で、歩くだけでワクワクする。
東京夜市では、従来のナイトマーケットの魅力に加え、東京らしくおしゃれで洗練された空間を提供している。
特設ステージを設け、パフォーマンスで会場を盛り上げるのも見どころの1つ。
名称やコンセプト、バルーンやネオン管など、クリエイティブは統一しながら、テーマや季節ごとに毎回違うコンテンツを用意。また、渋谷で一年間(通算30回)開催した後は、東京だけでなく大阪、福岡、沖縄などに展開していく予定。
「日本にもナイトマーケットを根付かせい」という、東京夜市のブランドプロデューサー山崎伸治氏の想いがまさにこの地方進出という企画に現れている。
山崎氏は更にこう語る。
「東京オリンピック、パラリンピックを控え、日本人も外国人もナイトライフ
を気軽に楽しめる仕掛けを創ろうと構想しました。美味しい料理とお酒、歌や
ダンスなど魅力的なエンターテインメントをお洒落に楽しんでほしい。」
場内に併設された相席スペースでは、ドリンクを持った人々が集まり、自然と交流が始まる。外国人観光客、遊び慣れた大人たち、地元の人々、偶然渋谷に遊びにきていた若者。偶然その場に集まった人たちが、国境や人種の垣根を超えて、コミュニケーションを築いている光景は、「渋谷」と「夜市」その両方の魅力を体現している。
海外からの観光客と地元の人たちの交流の場としての活気が、多くの人を惹きつけてやまない。そんな熱気とカオスをそのままに、更にスタイリッシュにアレンジしたのが、東京夜市だ。
東京夜市はブランドなのだ。
デザインされた箱の中に様々なコンテンツが美しく並んでいる。
箱を開くとテーマや季節ごとにいろいろなコンテンツが飛び出してくる。
そのワクワク感こそが東京夜市なのだ。
「常に時代の空気感を捉え、他のイベントにはない工夫、ドキドキ感を生み出していきたいですね。」新しい文化が生まれる場所、渋谷で生まれた「東京夜市」はまさに新感覚のイベント。そして型にはまらずに進化を遂げていく舵を取るのは、このマーケットに参加する人々である。
あなたも東京夜市の参加者となり、新しい文化を一緒に創ってみてはいかがだろう。自信を持って、今の東京はこうですよと微笑みながら。
東京夜市
夜市(ナイトマーケット)を日本でも根付かせたいという想いのもと始まった、日本初のナイトマーケット
現在は東京・渋谷を中心に行われているが今後は大阪、福岡、沖縄など全国展開する予定
この事業は、東京都・(公財)東京観光財団の「ナイトライフ観光振興助成金」を活用して実施されている