Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお茶の心得

Issue1:オンナ心をくすぐる“お茶男(おちゃだん)”のすゝめ


「お茶しない?」というのは 男女を問わず、そして年齢を問わず、あらゆる場面で使える究極の誘い文句。「一杯飲む?」(お酒)というより クリーンで安全な印象だし、お茶の誘いを断る理由というのも、なかなか持ち合わせないから断るのも難しい。結局、お茶以上はないからね~っと思いつつも、ま、お茶位ならね、とお受けしてしまうというのが オンナゴコロってものなのだ。まあ、その先の男女のほにゃらら・・・のあるなしは殿方のチカラによるけれど、最初の突破口としては、地味ながらも結構な力を発揮してくれるのが「茶のチカラ」なんだと思う。

実際、「茶のチカラ」というのは侮れない。

こうやって、人と人を安心してつなぐツールにもなるし、いろんな効果効能をも期待できる数少ない健康飲料でもある。長い歴史においても、ボストン茶会事件だの、アヘン戦争だの、お茶がからんだ歴史まで存在しちゃうんだもの。“地味なのにスゴイ”やつなのです。

 実際、「お茶を飲む」というのは想像以上に様々な効果を生む。

 でもって、日本人は本当にお茶が好きだし、中でも、日本女性は茶に弱い。流行のお茶、定番のお茶、何某、カラダに良いお茶、ココロに効くお茶などと、日常的に良いお茶探しを永遠にしている。これは、数年ごとに特定の茶のブームというのが沸き起こっていることを考えても女性がいかにお茶に魅了されてるかおわかりいただけるだろうと思う。

 そんなことを踏まえると、お茶を知ってるツウな男子”お茶男(おちゃだん)“がモテないワケがないのだ。

 そもそも、人というのは、意外性・ギャップにはめっぽう弱い。男女共にお互いできなさそうなことが出来るとグッと来てしまうということを体験した人も多いんじゃないかな。だから、男性なら知らなさそう、できなさそうということを、知ってる、できるというだけで、もてはやされる。実際、今の時代はそういう意味で、料理も、掃除も育児もデキル男子はルックス以上にもてはやされるしモテるはず。

 お茶はね、そもそもは“オトコのたしなみ“

 だけど今の時代、お茶通な男子である”お茶男(おちゃだん)“は超希少。だからこそ余計に、お茶で女性の気づかいなんかできたら、女性は間違いなく鼻血ものだと思う。

 ちなみに、かの豊臣秀吉は有名な“お茶男(おちゃだん)“だったし、多くの戦国武将たちもかつてお茶に魅了されていた。それは、戦の絶えない時代を生き抜くために、必要だったかもしれず、戦国の時代だったからこそ”茶の文化“が確立したのかもしれない

 例えば、「茶の湯」は、多くの武将たちを精神的に支え、ココロとカラダを整える有効な手段のひとつ、「男のたしなみ」のひとつだったし、その後も「闘茶」といって、聞き茶を競うオトコの遊戯もあったりと、かつては華やかな”お茶男(おちゃだん)“もいたもんなんだ。

 いやはや・・・・前置き長い長いわ~~~“” なんだけど

 色々含めての “お茶男(おちゃだん)”のすゝめ をどうか語らせてくださいな(笑)

 そもそも、味・香り・色だけが お茶の魅力ではありませんの。

 “お茶男(おちゃだん)“ たるもの 丁寧に淹れた美味しいお茶で、ぐぐっと見た目で女子を魅了するのももちろんアリだしヨシなんだけど、本当の”お茶男(おちゃだん)”の魅力ってココロに刺さる気配りができること。

 「冷え性には、〇〇茶がいいらしいよ」「この時期にしかとれない貴重なダージリン見つけたんだ」「飲みすぎたら〇〇茶飲むと早くよくなるよ~」とか・・・

 そんな、こそばゆ~い言葉と気配りをもらったら、ギャップ萌えどころか、鼻血ブー決定。笑。もしも、自分の為にブレンドまでしてくれた“オートクチュール”なお茶なんて出されたら・・・

 そりゃ 完全に「おちる」わなと・・・ 笑

 これを、幸せに感じない女性などいるのでしょうか。

 ま・・アマノジャク女子一派は、一途過ぎて気持ち悪いなどとのたまうこともあるかもしれませんが、それはそれ。

 “お茶男(おちゃだん)”が増えれば、多くの女性も幸せになるはず!

 ということで 自分も周りも幸せになる

 “お茶男(おちゃだん)”になるためのイロハについて、

今後書き綴っていきたいと思います

 末永くお付き合いくださると嬉しいです

 “茶縁”に感謝して・・・

 

 

宮原昌子

上海医薬大学 推拿科卒業
中国労働省和社会保障部公認資格 高級茶藝師・評茶師
銀座コーチングスクール  GCSプロフェッショナルコーチ

中国茶専門店にて通訳・バイヤー・コーディネート等を手掛け、2004年より茶ムリエとして活動。自宅サロン主宰・企業や団体へのセミナー講師・雑誌やテレビ等の茶の監修・執筆業など多岐にわたり活動後、広州へ転居、華南農業大学茶学部の聴講生となる。帰国後、心理学・コーチングを学ぶ。中医学と茶の理論に加え、心理学とコーチングを掛け合わせた独自のホリスティックメソッドで、自己治癒力を高める方法・セルフケアのアドバイスを行うと共に、体質にあった茶の選び方を提案している。心がすーっと軽くなると人気のブログは開設10カ月で読者数1900人を突破。 


ブログ:http://ameblo.jp/masako-miyahara/
WEB:http://masakomiyahara.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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