Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお茶の心得

Issue3:こんな場所で”お茶男“(おちゃだん)とデートしたいっ

日に日に寒くなり お茶がよりおいしく感じる季節の到来です

 

デートも ちょっと”おこもり”になるこの季節ですが

女性というのは こもって 居心地の良い場所が大好物

特に 流行のとっておきの場所なら 尚更っ

 

「私を スキーに連れて行って」(1987年 映画)

とは それ 古すぎるやろ・・・・の昭和世代のハナシですが

 

この度 「私を こんなお茶屋に連れて行って」

なんて 久々にきゅんとくるお店との出会いがありました

 

初めてここへ行った時はひとりで行きましたが、

ひとり過ごしている間も

素敵な人に連れて行ってもらえたら

どんなに楽しいだろう!!と 妄想がとまらないそんなお店

 

是非 多くのダンディ~な方に

大切なお方との時間に お過ごしいただきたいなと思うお店です

 

三軒茶屋にある東京茶寮さん

こだわりの選りすぐりの日本茶をバリスタが

ハンドドリップで淹れてくる日本茶のお店です。 

 

日本茶独特の世界が醸し出す 伝統らしきものも含みつつ

新しいというには 新しすぎる 斬新すぎるスタイルを持つサービスを提供するお店なので 

何だか ただ 日本茶カフェというには もったいなさ過ぎる そんなお店

 

いや、しかし 女性はこういうお店大好きですよ~

 

私を含め、多くのお茶関係者は

お茶は蓋をして蒸らしてこそナンボ!なんて考えるのが王道なので

実は初めてお店に足を運ぶまではちょっぴり懐疑的だったのですが

 

 もう 是非 行ってみてくださいな

 

頭ごなしに お茶は〇〇で淹れるもん なんて言ってること自体が

頭固いぜ~~~古いぜ~ なんてことがお分かりいただけるはずです

 

お茶はそもそも嗜好品

どのように淹れようとも お茶を楽しめればそれでいいのです

それも 大切な人とその時間を楽しめたら もっと美味しい時間となります

 

ハンドドリップで淹れるお茶が楽しめるお店は

滞在時間そのものが 1つのエンターテイメントみたいなもので

ハンドドリップショーなるお茶のマジックショーが目の前で見れて飲める

ただ座って飲むだけじゃない 今までにない お茶屋さん 

 

お店もシンプル メニューもシンプルで

メニューは 煎茶とお菓子のセットのたった1つ

好みの煎茶を7種類から2つ、

好みのお茶菓子を3種類から1つ選ぶ

そんな作業も ショーの演出の1つのようで

素敵な人と そんな時間が共有できたらと考えるだけで

妄想癖が出てしまいそうです 

 

2つ選んだお茶は同時にサーブされ

お互い選んだお茶をテイスティングごっごできるというのも

これまたツボ・・・

 

とにかく楽しくお茶を飲める

そんな仕掛けがあちこちにされています

 

お茶は3煎目まで丁寧に目の前で淹れてくれます

 

1煎目はふわ~っとした味でお茶の旨みを楽しみ

2煎目は 味もくっきりと出て 味をしっかり楽しむ

3煎目はどちらか1つを選ぶと 玄米を投入して

玄米茶が楽しめます

 

玄米を飲み終わる頃には

すっかり リラックスして 良い解放感と満足感に包まれます

 

そもそもお茶にはテアニンというリラックス効果が高い成分が含まれているので

3煎もいただけば カラダの緊張がすっかりほぐれるというからくりです。

 

駆け足で飲んでも30-40分はかかる

お茶のエンターテイメントショー

 

夕飯の前に待ち合わせもヨシ

週末の昼間にゆっくり過ごすのもヨシ

(ただし予約は必須)

 

楽しく飲んで とろりと癒される

そんな時間 あなたは誰と過ごす?

 

 

 

 

 

宮原昌子

上海医薬大学 推拿科卒業
中国労働省和社会保障部公認資格 高級茶藝師・評茶師
銀座コーチングスクール  GCSプロフェッショナルコーチ

中国茶専門店にて通訳・バイヤー・コーディネート等を手掛け、2004年より茶ムリエとして活動。自宅サロン主宰・企業や団体へのセミナー講師・雑誌やテレビ等の茶の監修・執筆業など多岐にわたり活動後、広州へ転居、華南農業大学茶学部の聴講生となる。帰国後、心理学・コーチングを学ぶ。中医学と茶の理論に加え、心理学とコーチングを掛け合わせた独自のホリスティックメソッドで、自己治癒力を高める方法・セルフケアのアドバイスを行うと共に、体質にあった茶の選び方を提案している。心がすーっと軽くなると人気のブログは開設10カ月で読者数1900人を突破。 


ブログ:http://ameblo.jp/masako-miyahara/
WEB:http://masakomiyahara.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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