紳士が知るべき七宝工芸
第四回 源氏物語って読んだことありますか?
こんにちは
伝統工芸品 七宝焼の窯元の娘
田村七宝工芸 田村有紀(たむらゆうき)です。
突然ですが、
源氏物語を読んだことありますか?
簡単に説明すると「作者は紫式部!1000年続くロングセラー小説!」
といったところでしょうか?
実はわたしは読まずして生きてまいりまして、
源氏物語が歴史名称なのか人名なのか戦争の名称なのか枕草子なのか
よくわかっていませんでした。おはずかしいほどですが・・・笑
最近機会を得て、
古文原文両方載っているもので読破し、
さらに源氏物語についての考察本を10冊ほど読み
ウェブのたくさんのかたの感想や研究文章を漁り
かなり理解したほうかとおもいます。
源氏物語、
長いんですよね。読み終えるの大変でした。
でもいろんな読み方が出来るので
その後考察を読んだり考えを深めることが楽しかったりします。
恋愛、当時の習慣、政治、生き方、戦略
さまざまな角度で物事を知ることができます。
その読み始めたきっかけでもあるのですが、
名古屋にある徳川美術館さまにて
国宝 源氏物語絵巻の特別公開展示があります。
そちらにて源氏物語とのコラボレーションをさせていただくことになりました!
すごくうれしいです。
すばらしいきっかけを頂きました。
グループ展になります。
凛九(りんく)という女性職人グループにての展示会。
9名いるメンバーがそれぞれ違う女性をテーマに作品をつくります。
わたし、田村有紀は「藤壺の宮」がテーマ。
まさに工芸で読む源氏物語。
詳細下記になりますのでお知らせさせてください。
■『工芸で読む源氏物語』
花九つ凛と光りて
2019年11月26日(火)〜12月1日(日)
場所 徳川美術館 西ロビー
時間 10:00~17:00(入館16:30まで)
※月曜休館日
日本を代表する美術館、
徳川美術館の誇る源氏物語絵巻の展示に合わせ、
源氏物語の世界を、女性職人たちが伝統工芸で表現。
伝統工芸が受け継いできた歴史とともに、
徳川美術館という歴史を加えることによって、新たな伝統工芸の魅力を発信します。
「凛九」
東海3県で活動する若手女性職人グループ。
伊勢根付・尾張七宝・美濃和紙・伊勢一刀彫・豊橋筆・伊勢型紙・伊賀組紐・有松鳴海絞・漆芸 を受け継ぐ女性職人9人が所属しています。
凛九 講演会開催!
2019年11月30日(土)10:30~12:00
講演内容『若手女性職人が語る 伝統工芸の今』
場所 徳川美術館 講堂
なかなかおもしろく挑戦をしています。
わたしは金曜日以外は毎日在廊します。
庭園が美しい健やかな美術館ですので、
ぜひ遊びにお起こしいただけますとうれしいです。