Challenge of the gentleman

紳士のチャレンジ

<後編>PART2 仕上がり編

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仮縫いから2週間。いよいよ仕上がりです。まずは肌襦袢の確認から。江戸の古地図が描かれた遊び心満載の長襦袢。銀座もとじの場所も描かれています。衿元の着崩れ防止の為に半衿の縫い目に襟止めをつけることで安定。

 

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帯のタレと手先のバランスはタレ1:手先2の割合で締め、背中の中心より少し左に寄せることでバランス良く。
男の帯は腰骨の位置に下げて締めるのが粋とのこと。

 

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仕上がった羽織の額裏「職人天狗」も表地の色とうまく調和しています。

 

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着物初心者にも簡単に取り付けることができる羽織紐。
柔らかい金属でできたS管をひっかけるだけで直付けが可能。

 

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着こなしのアドバイス。肩幅に足を開いてスクワットのように内側の襦袢から股割り。ちょこちょこ歩きにならず歩き方もスムーズに。
とにかく、胸を張って堂々と。

 

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品格ある装いは、パーテイーなどにもぴったり。
男の色気は”着崩れ”ではなく”着崩し”が上手に出来ることだそうです。

 

編集長 慈友さんの最後にひと言

「粋な大人の和服姿。一枚揃えるだけでワンランク上の装いが。
   ぜひ皆さま、揃えましょう!!」

もとじ紹介
銀座もとじ 男のきもの

〒104-0061 中央区銀座 3-8-15

ショップのご紹介

2002年に日本で初めて開店した、男性のための着物専門店。素材へのこだわり、上質さを 追求し、産地に足を運び納得したものを紹介。経験豊富でハイレベルな技術とセンスのあ る、和裁技能士(国家資格)1級者が2名常駐。呉服業界初の「仮縫い」を導入し、完成 度の高い仕上がりやコーディネートなど、美しく着やすいものを提案している。

http://www.motoji.co.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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