第五回 「大人旅 × カンボジア ーシェムリアップ・街歩き(後編)ー」
みなさまこんにちは。
「これこそ驚くべきカンボジア土産!」なお土産をセレクトして、
プノンペンにてお土産屋を営むおかっぱ娘です。
第四回の「大人旅 × カンボジア」
ーシェムリアップ・街歩き(前編)ーに引き続き、後半をお送りします。
クメール料理を嗜みながらカンボジアの伝統舞踊を五感で感じたあと外に出てみると、
とっぷりと暮れた夜の涼しい風に乗って、
街のどこかで鳴るトントンと快活で爽快な音色が聴こえてくる時間になりました。
さあ、ここからは、ガラリと装いを変えたシェムリアップの夜街へ繰り出していきましょう。
ここが観光ガイドブックでもお馴染みのナイトマーケットの入り口。
シェムリアップの街の中心部です。
ところせましと、カオスのように様々な民芸品やお土産物、革製品などが
ひしめきあっているこのマーケット。
不思議なお土産に巡り会うもよし、屋台で食べ歩きしてみてもよし、
(これはクレープ生地にミロの粉と練乳をかけバナナと包んだデザート。
お兄さんがクルクルと器用に巻いていくその雑技は一見の価値あり。)
はたまた、月夜の中で格安&野外マッサージ、なんてのも粋なのでは。
月夜の真下で野外フットマッサージをお願いしたときにふと撮った
幸せな瞬間の一枚。
そよそよと吹く風と、遠くから聴こえる陽気な音楽と、
疲れた足を指圧してくれているお兄ちゃんとの会話が
旅の思い出ごころをくすぐります。
午後17時〜24時まで楽しめるこのナイトマーケット。
オレンジの裸電球が照らされたこの小さな村で
あなただけの楽しみ方を見つけてみてください。
十分に満喫したら、ここからお隣に面して目と鼻の先のこの場所へ移動しましょう。
世界から集まった人のエネルギーを一同に感じることができる
シェムリアップの通称、パブストリート。
まさにこの壁がこのパブストリートで感じるエネルギーをそのまま
現しているのではないかと思うのですが、
ここには、「東南アジアを生肌で感じる」ことを120%で楽しもうと
勇み足で訪れた冒険心にあふれる各国の旅行者・在住者が揃いも揃って、
飲めや歌えや。まるで英語圏の下町に紛れ込んだのではないかと思うほど
エネルギーが一様に集結している
シェムリアップのもう一つのパワースポットです。
もしかしたら、このほてった生温い風がそうするのかな。
喜ぶこと。とか、楽しむこと。とか、笑うこと。とか、
それぞれの感情が大きな塊となって小さな爆発をあちこちで起こしている、
エネルギーの集合体がここにはあります。
アンコールワットの眠るミステリーとロマンの街で出くわす
人々のパワーと新しい自分。
街歩きの最後にこの場所で締めくくれば、
明日からなにか違うワクワクが待っているのでは。
そんな気持ちに想いを馳せながら、
暮れていく夜のシェムリアップを満喫されてみてはいかがでしょうか。
シェムリアップの街歩きはこれにて完結。
次回は番外編をお送りする予定です。
どうぞお楽しみに。