Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべきアジア最前線

第二回 「大人旅 × カンボジア ーシェムリアップ・アンコールワット(前編ー)」

みなさまこんにちは。

「これこそ驚くべきカンボジア土産!」とセレクトしたカンボジアのお土産を、プノンペンにて販売しているおかっぱと申します。第二回もよろしくお願いします。

 

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前回の記事では、昨年、高度経済成長や近代化というビッグウェーブに乗っかって、カンボジアにイオンモールがオープンしたことをご紹介しました。第二回からは、せっかくカンボジアをご紹介するなら「大人旅 × カンボジア」と題し、大人が味わうならではのカンボジア旅を(おかっぱ(←若干26歳)の独断と個人的主観により)数回に分けてご案内します。

 

「人生で一度は訪れたい世界遺産ランキング」なる本やキュレーションサイトではここ数年、必ず上位にランクインされており、今では年間200万人の海外旅行客がこぞって訪れるパワースポットであるアンコールワット。

 

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遥か昔12世紀初頭、アンコール王朝といわれる大帝国が繁栄。その中心であったアンコールワット以外に周りに建設された寺院などを合わせると、その広大な敷地は東京ドーム15個分と言われています。

その魅力は計り知れず、遺跡の眠るシェムリアップの地に降り立つと、私の住むプノンペンとは全く違った何とも言えない空気感と時間の流れを感じることができます。その空間はまるで、さまざまな神々が森の奥地で唄い眠り、この地をベールでゆらりと包んでいるような、そんな気持ちにさえなれる場所。(レンズが曇っているわけでもないのに、撮る写真によって霧がかかってかすれたような風景が撮れます。不思議。)

 

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訪れるのにオススメの時期は乾期である11月〜3月。この時期は夜の涼しい時では羽織ものが必要になるほど、とても快適な季節になります。雨に打たれる可能性もほとんどなく、とても過ごしやすいのが特徴です。

早朝。朝5時過ぎ、まだ空が薄暗く、ひっそりと鳴る虫の音に耳を傾けながら、ホテルを出発しましょう。ホテルからアンコールワットは車でおおよそ10分。必ず軽めの羽織ものを持っていってくださいね。そして歩きやすい靴を。

入場券を買い敷地内に進んだら、アンコールワットの目の前で朝日が昇るのを今か今かと待ちます。おかっぱ的スポットとして、アンコールワットを正面に左手にある、湖の前がオススメ。運が良ければ1番目の列で水面に反映する幻想的な朝日とアンコールワットを見ることができます。薄暗かった空もだんだん明けてきて、そろそろかと待ちわびていると…

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太陽がその後方から昇る瞬間は、神が降臨しその場だけ時を止めてしまったような幻想的な雰囲気を感じることができます。なんと、このご来光パワーで訪れた年に結婚してしまったという人が数人いるというのだから、そのパワーは計り知れません。(私もあやかりたい)

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日の出をありがたや目に焼き付けたら、そのままアンコールワット場内を見て回りましょう。太陽がカンカンに照る前の涼しい時に見てしまうのがポイントです。階段を上り中央塔を目指す途中では、壁面に描かれたさまざまなレリーフを見ることができます。日本語ガイドさんに説明してもらいながら、その物語に想いを馳せるのも一興。

 

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そして最終ポイントの最上階、中央塔では運がよければカンボジア流占いの体験ができます。

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おじいちゃんに言われるがまま、頭の上に単語帳を大きくしたような束を乗せ、そこに棒を差して開けたところに書いてあることを伝えてもらいます。悪いことが書いてあったら良い結果が出るまでひたすらやり直し。ドキドキでなかなか面白いのでぜひトライしてみてください。

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暑くなるまえに、ホテルに戻って朝食をとり、プールサイドでゆっくりするもよし、スパで至福のマッサージを施してもらうもよし。大人はゆっくり時間の流れを感じながら、数ある遺跡から厳選して一つ一つじっくり楽しむ旅をオススメします。

シェムリアップの街についてはまたご紹介しますが、次回はアンコールワットだけではない、必ず訪れてほしいその他遺跡群をご紹介。

150年前、フランス人の探検家が、ジャングルの奥地から何世紀にも渡ってひっそりと眠り続けていたこの地を見つけたとき。彼の冒険とロマンの集大成が目の前に現れたとき。その驚きと喜びは幾分のものだったでしょうか。

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次回の大人旅もおたのしみに!   

渡辺 加奈子

とある田舎でとある御宿の3代目女将として青春のすべてをおもてなし業に費やすも、学生時代に海外で働くことに興味を持ち、現在の代表 温井に出逢ったことで一念発起。カンボジア女性の描くデザインから生まれたお店   ”AMAZING CAMBODIA Presented by WakaNa (AEON MALL プノンペン)”   で店長として働くためカンボジアはプノンペンに移住。カンボジア人スタッフと共に日々奮闘中。

■ブログ
おかっぱ娘がカンボジアでおみやげ屋さん立ち上げているのですが。
http://bobgirl.blog.jp

■ドリーム・ガールズ・プロジェクト公式HP
http://www.dreamgirlsproject.com

■AMAZING CAMBODIA Presented by WakaNa(AEON MALLプノンペン) 公式HP
http://www.amazing-cambodia.com

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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