Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士と行きたい京都

シリーズ第14弾 京の美食処vol.4【ぎをん遠藤】

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さまざまな行事が目白押しな京の夏。6月半ばを過ぎると鉾町界隈から私の大好きな夏の音色が・・・「コンコンチキチン、コンチキチン」祇園祭りのお囃子が響き始める。7月に入れば京都はまさに祇園祭一色に。錦市場や四条界隈もお祭りの兆しを見せながら活気づく街に地元京都人は心浮き立つ。

暑い熱い京都の夏のはじまり・・・

「コンチキチン」とともにもう一つ夏の始まりを告げる涼やかな旋律「シャッ、シャッ、シャッ、シャッ、シャッ」鱧の骨切りの音。京都の夏と言えばなんと言っても「鱧」。祇園祭りは別名鱧祭りとも言い、鱧が無ければ祇園祭もはじまらぬ、と言われるほど、夏の京都にはかかせないご馳走だ。
「鱧は梅雨の雨を飲んで美味しくなる」といわれ 梅雨が明ける祇園祭の頃は最高に美味しい鱧が頂ける。鱧落とし、鱧牡丹椀、鱧山椒焼き、鱧の天ぷら、鱧しゃぶ、鱧寿し…煮てよし、焼いてよし、揚げてよし。淡泊で滋味溢れる味わいで、皮から骨まで捨てるところのない鱧はまさに夏の王者。
さて、「紳士と行きたい京都」シリーズ第14弾は、夏の京都といえば鱧!京都だからこそ出会える「京の美食処vol.4ぎをん遠藤」さんをご紹介。暑い熱い夏の風物詩「祇園祭」を観賞された後は、涼やかな旋律に耳を傾けながら、絶品の鱧に舌鼓・・・忘れられぬ京都夏の思い出になること間違いなし!

【ぎをん 遠藤】
2011年11月に祇園で独立され、四条花見小路から少し北東、祇園楽宴小路内にお店オープン。!ご主人遠藤さんのご実家は祇園の超一流の割烹屋さんにお魚を卸し”担ぎ”をなさっているため、お魚の鮮度と素材の良さは抜群。お父様から仕入れられたお魚を「立派でしょ!」と嬉しそうに見せてくださる笑顔がまた何とも微笑ましくて。自筆のお品書きに目移りしつつ、旬の一押しをお伺いしながら「今日は鱧を焼いてもらおかな~」とカウンター越しにやりとりするのも割烹スタイルの醍醐味。

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シャッシャッシャッシャッ・・・・この骨切りは鱧の皮を残して身だけを細かく刻んでいくもので、一寸(約3cm)の間に24~26の包丁を入れるという大変難しい技術、まさに職人芸なのだ。見事な鱧の骨切りに見とれつつ、涼やかな旋律を聞きながら頂く鱧は格別。湯引きのまま熱々ほわっほわで蕩ける最高レベルの鱧は言葉を失う美味しさ。鱧の落としや焼霜のお造り、鱧の白焼きと鱧三昧を満喫したにも関わらず「これのフライがまた美味しいのですわ~」のご主人の一声に断る訳がない。最高の鱧をフライにするなんて勿体ないと思っていたが、揚げたて熱々の鱧フライをはふはふ頬張る贅沢感、あまりの美味しさにため息・・・「ちょっと豪華なサラダです~」とサーブされた海鮮サラダにはなんと贅沢にもトロが!!これまたテンションが上がってしまう。

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そして〆に「お任せで」とお願いしたご飯ものにこれまたビックリ!「たっぷり盛っときました~」とご飯が見えないくらい埋めつくされた、濃厚な雲丹とつやつやのイクラの究極丼ぶり。
ご主人のサービス精神と気さくなお人柄や、機転が利き、段取りの良さもお見事。一品一品のクオリティーが高く、アラカルト派にはたまらないお店、若きご主人ならでは、深夜2時までの営業も大変ありがたい。

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店名:ぎをん遠藤
住所:京都市東山区北側347-118 楽宴小路内
TEL :075-551-7271
営業時間:18時~翌2時(最終入店)
定休日:日曜、祝日

 

田中 栄美(Emi Tanaka)

京都生まれ京都育ち、京都を愛してやまない生粋の京女。趣味は海外旅行、美食巡り、お料理

FBアカウント https://www.facebook.com/emi.tanaka.9887

 

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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