Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士と行きたい京都

シリーズ第10弾 瑞々しい新緑の季節、青もみじの絶景 vol.2【大原 三千院】

街中が桜色に染まり、ひらひらと舞い散る桜の花びらにお別れを告げて迎える5月、木々が芽吹き始め、爽やかな新緑とともに澄み渡る空気が本 当に心地良く、清々しい静かな古都を楽しむことができる。とはいえ、ゴールデンウィーク中は人が多すぎて大混雑、梅雨入りとなる6月になると京都特有の蒸 し暑さが始まってしまうので、ゴールデンウィーク明けから5月末までは比較的ひとも少なく、静寂に包まれながら青もみじを愛でるに絶好のシーズンといえ る。
さて、「紳士と行きたい京都」シリーズ第10弾は、前回に続いて秋の紅葉に負けないほど魅力的な新緑の穴場スポットをご紹介。眩いほどに美しい青もみじを求めて、京都郊外のショートトリップはいかがでしょうか。

★大原 三千院

京都の奥座敷、紅葉の名所として有名な大原の三千院は、市内からバスで1時間と少々時間を要するが、足を伸ばす価値あるの大好きなエリア。のどかな風景が広がり、どの季節も自然に満ち溢れて魅力いっぱいだが、特に新緑が美しい5月は是非ともお薦めしたいスポットだ。
初夏の日差しを受け透き通るように青々とした若いもみじの葉は清々しく、ピーンと張り詰めるほどの静寂のなかで、心地良い爽やかな風と新緑の香りに包まれ るひと時は日常を忘れさせてくれる。木漏れ日に照らされる眩い青もみじと苔庭、この緑のなんとも言えぬ美しいコントラストには思わずため息が。また、青苔 のお庭に寝そべってほほ杖をついたり、仲良く寄り添われてたり、穏やかなお顔のわらべ地蔵さんに出会うと、ほのぼのと、あたたかい気持ちになって心癒され る。市内からわずか1時間、別世界の自然の美しさを感じられる三千院の新緑、静寂にそしてに心清まるひとときを・・・

【天台宗 京都大原 三千院】
【住所】京都市左京区大原来迎院町540
【電話番号】075- 744-2531
【拝観・開門時間】12月から2月/8:30~16:30 3月~11月/8:30~17:00
【アクセス】京都バス17・18番「大原」下車、徒歩約10分
【公式ホームページ】http://www.sanzenin.or.jp/

田中 栄美(Emi Tanaka)

京都生まれ京都育ち、京都を愛してやまない生粋の京女。趣味は海外旅行、美食巡り、お料理

FBアカウント https://www.facebook.com/emi.tanaka.9887

 

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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