Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士と行きたい京都

シリーズ第15弾 揺らめく蝋燭の炎に無病息災を願う 京の夏の神事【下鴨神社 御手洗祭】

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ぎらぎら照りつける太陽にミーン、ミーン、ジージーと暑さを掻き立てる蝉の声、ああ祇園祭も終わってしまうな~と思うと寂しく感じる7月下旬、蒸し暑さからまだまだ解放されぬ京都の夏・・・そんな暑い京都で心身ともにキーンと冷えて気分をリフレッシュできるとびきり気持ちの良いお祭りがある。

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京都のお祭と言えば祇園祭や時代祭など見て楽しむお祭が多いが、京都の風情を味わいながら参加できる神事がある。「紳士と行きたい京都」シリーズ第15弾は、暑い盛り、毎年7月の「土用の丑の日」前後四日間に行われる「下鴨神社 御手洗祭(みたらし祭)」をご紹介。この下賀茂神社は京都で最も古い神社の一つで、世界遺産に登録されている由緒ある神社。古くより導きの神、勝利の神としての信仰があり、事始めの神社としても知られている。樹齢200~600年の貴重な原生林が600本も覆い茂り、太古の自然が残る下鴨神社の糺の森は市中とは思えないほど静かで、心癒されるパワースポットだ。

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この下鴨神社で行われる御手洗祭は別名「足つけ神事」とも呼ばれ、御手洗池に足をつけて身に付いた罪や穢れを祓い、神の水に浸ることでその霊力をいただき、心身の生命力を甦らそうというお祭り。無病息災を願う人々で毎年賑わうこのお祭は京都の夏の風物詩でもある。

御手洗池の水源は井戸水なので氷が入ってるのかと思うほど、あまりの冷たさに「きゃー冷たいー」とあちこちから悲鳴が聞こえる。神聖な場所とはいえ、幼い頃の水遊びを思い出しながら一瞬童心に帰ってしまう。御手洗池から湧き出ずる水の冷たさが足元から全身に伝わって、気分は爽快そのもの。ご神水もいただき、身体の中からもお清めすると何とも清々しい気分になれる。

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この御手洗祭は早朝の5:30から夜は22:00まで行われており、早朝は人も少なくどっぷり神事に浸れることができるが、是非夕陽が沈むころをお薦めしたい。提灯と蠟燭でライトアップされた世界遺産、神秘的な雰囲気に包まれるなか、暗闇に蠟燭の炎がゆらゆらと揺れながら池の水面に映え、なんともロマンチックで幻想的な景色が広がる。

千年の時を越えた京の夏の神事、世界遺産の中で神の水に浸り、揺らめく蝋燭の炎に無病息災を願い、心身ともに清められるひと時・・・残る半年も、健やかに過ごせますように。

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■下鴨神社 御手洗祭(みたらし祭)
日時:2015年7月22日 (水)~7月26日 (日)
開催時間:5:30~22:00        
住所:京都市左京区下鴨泉川町
アクセス:
京阪電車&叡山電鉄 出町柳駅下車 徒歩12分
京都市バス  4番・205番 下鴨神社前 下車5分
下鴨神社 公式サイト:http://www.shimogamo-jinja.or.jp/

田中 栄美(Emi Tanaka)

京都生まれ京都育ち、京都を愛してやまない生粋の京女。趣味は海外旅行、美食巡り、お料理

FBアカウント https://www.facebook.com/emi.tanaka.9887

 

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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