Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士と行きたい京都

シリーズ第20弾  歴史ロマンを感じながら酒蔵巡り♪伏見の美酒に酔いしれて

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清らかな伏流水が美酒を育んだ酒蔵の町、古くから酒造りが盛んだった京都・伏見。豊かな自然風土に恵まれ、名水が湧く酒処伏見には今もなお古風な酒蔵がたくさん残っている。「紳士と行きたい京都」シリーズ第20弾では、前回に続きロマンと風情たっぷりの伏見の町並みや、酒蔵の町ならではの醍醐味、日本酒好きにはたまらないローカルなホットスポットをご紹介。

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「月桂冠大倉記念館」裏にある宇治川の派流「濠川」は、江戸時代に伏見の酒や水、人を大阪に運んだ川。ゆらゆらと揺れる柳の木、月桂冠の大倉記念館や白壁土蔵の酒蔵、酒造りの町ならではの風情溢れる景色など、当時の町並みをいまに残す風景を遊覧船「十石舟」に乗りながらのんびり楽しむことができる。宇治川派流沿いは、ゆったりとした川の流れを望みながらそぞろ歩くだけで、歴史情緒が香りたち、なかなか風情がある。

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また、ここ伏見は坂本龍馬が愛した船宿「寺田屋」があり、歴史の舞台となった幕末維新ファンの聖地。龍馬が寺田屋で銃弾を受け、重傷を負いながら逃げた道「竜馬通り商店街」は、狭い石畳の小路ではあるが、幕末の志士たちが活躍した土地に歴史ロマンを感じてしまう。

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竜馬通り商店街をとおり抜け、向かうは「吟醸酒房 油長」さんへ。ローカルな伏見大手筋商店街の中にあるこちらの酒販店では伏見酒造の全銘柄をお取扱いされている。一歩店内に足を踏み入れると、ずらりと並ぶ伏見の酒、酒、酒!!!店内にはきき酒カウンターが完備、常時80種類以上のなかから、お好みの銘柄をお猪口なら一杯150円、グラスなら一杯260円から試すこともできる。3種類選べる利き酒セットはお通し付き、チョコチョコ摘みながらお猪口片手に飲み比べ、これぞ酒蔵の町ならではの醍醐味だ。チョイ飲みして調子が出てきたところで、自分好みのお土産探しに是非ともいくつかの蔵元をまわって頂きたい。

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京都の日本酒好きから支持を集め、私もお気に入りの「蒼空」の蔵元「藤岡酒造」さんは明治35年創業の歴史ある蔵元。先代の急逝後いったんは蔵を閉められたものの、5代目蔵元が一念発起して修業を重ね、苦難の末に見事再開を果たされ「復活の蔵」として知られている。手間暇かけて造られる純米酒「蒼空(そうくう)」は、名前の通り雲ひとつない青空のようにクリアで美麗な酒質。仕込み蔵に併設の酒蔵バーでは、ガラス越しに仕込み蔵を眺めながら、生まれたての純米酒を飲み比べ。美しいグラスに注がれた美酒に惚れ惚れ、思わずうっとり夢心地、なんとも贅沢で至福なひととき♪

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これからの季節、暑さ厳しい京都の夏を涼しい蔵の中で越え、秋の訪れとともに美味しくなる「ひやおろし」が熟成の極みを迎える。季節限定、秋ならではの旬のお酒「ひやおろし」は出回るのも9月~11月のみ、穏やかで落ち着いた香りと、濃醇な味わいで旨みののった秋の味覚とも相性抜群!レアな京都土産として喜ばれること間違いなし。 美しい月明かりのもと、京都の旅をふり返り、旬の肴と美酒に酔いしれながら秋の夜長を我が家で楽しむ・・・そんな夜もまたいとよろしおすえ~

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■坂本龍馬ゆかりの寺田屋
幕末に起きた龍馬襲撃の事件「寺田屋騒動」の舞台である「寺田屋」 。寺田屋騒動とはこの宿に滞在していた坂本龍馬が伏見奉行所の役人に襲撃されたが、裏通りへ出て逃げ延び、後に妻となるおりょうの機転により龍馬は危機を逃れたといい、いまなお、龍馬とおりょうを慕ってこの地を訪ねる  人々が絶えない。建物は、鳥羽・伏見の戦いの兵火で一度は焼失しており、現在の建物は当時の敷地の西隣に再建されたもの。 幕末に生きた坂本龍馬の生きざまに触れる貴重で歴史あるお宿は今でも宿泊することができる。

【住所】京都府京都市伏見区南浜町263
【電話番号】075-622-0252
【拝観・開館時間】 10:00~15:40
【アクセス】JR京都駅から近鉄京都線で桃山御陵前駅下車 徒歩10分

■十石舟
十石舟は、伏見の町並みを楽しめる屋形船仕様の遊覧船で、江戸時代に物資や旅人を運んでいた輸送船を遊覧船として再現されたもの。 宇治川派流に架かる弁天橋から出発し、柳並木に挟まれた水面を静かに進む。かつては城下町、港町、そして宿場町として栄えた歴史と文化に彩られた伏見を川面から感じながら 酒蔵と四季折々の自然が織りなす風景を楽しむことができる。所要時間は約1時間。

 【住所】京都市伏見区南浜町 月桂冠大倉記念館裏
 【電話番号】075-623-1030
 【運行期間】 4月1日~11月30日(往復約55分、※運航時間は季節により変更あり)
 【運休日】6月~9月の月曜(祝休日を除く)、8月18日~31日ほか
 【アクセス】JR京都駅から近鉄京都線で桃山御陵前駅下車 徒歩10分
 【入館料】大人 1,000円、小人 500円
 【公式ホームページ】http://kyoto-fushimi-kanko.jp/news19.html

■吟醸酒房 油長

  【住所】京都市伏見区東大手町780
  【TEL】075-601-0147
  【営業時間】10:00~21:00
  【定休日】火曜日
  【アクセス】近鉄京都線 桃山御陵前駅 徒歩5分
  【ホームページ】 http://www.kyoto-wel.com/shop/S81128/ 

■藤岡酒造 「酒蔵Barえん」

  【住所】京都市伏見区今町672-1
  【TEL】075-611-4666
  【営業時間】11:30~18:00
  【定休日】水曜日
  【アクセス】京阪本線「伏見桃山」駅から徒歩7分
  【ホームページ】 http://www.sookuu.net/

 

田中 栄美(Emi Tanaka)

京都生まれ京都育ち、京都を愛してやまない生粋の京女。趣味は海外旅行、美食巡り、お料理

FBアカウント https://www.facebook.com/emi.tanaka.9887

 

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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