Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

大人の女性の取扱説明書

シリーズ第1回目は「デート」

大人の女性の取扱説明書、シリーズ第1回目は「デート」についてです。大人の女性が喜ぶデートとは? ということで、早速デートについての交錯をはじめてみたいと思います。

読者の皆さんが悩むのは、初めてのデート、記念日のデートあたりかな?と思うので、今回は「初めてのデート」について。これは、男性が悩む のもすごくよくわかります。なぜなら、値踏みされちゃうから。値踏みっていうとなんだか嫌な印象ですが、そもそも初めてのデートは「お試し」感が強いもの ですよね? 相手のことを知るためのデートなので、男性も「目の前の女性がどの程度の女性なのか」値踏みしているはず。たいていは高級フレンチ、外国車の ディーラー、老舗和食屋、オペラ、クラシックコンサートなど、知性が試される初デートが多いことから、男性は女性の「知性」を推し量りたいのだな、と思っ ているのですが、いかがでしょうか? 成功している男性の場合、お金に寄ってくる女性も多いので、最初のデートはあえてお金をかけずに相手の期待を裏切る こともある様ですが、大人の女性はそんなふるいで落とされちゃうような小娘とは違います。私自身も「牛丼から高級フレンチまで」がモットーなので、最初の デートが「ファミレスで夜通し語り合う」なんて内容でも全然OK! むしろ新鮮なので「高校生みたーい!」と楽しめます。「しょぼいデートの演出」をされ ても、きちんとそれに乗っかってエンジョイする自信がある。そのくらいには大人なので、男子諸君は下手な小細工などせず、等身大でぶつかってきてください ね♡

女性は、初めてのデートで相手の男性がどんなところに連れて行ってくれるかで、そのかたの経済力、人間性、経験値、属性などを見ているとい うのはご存じの通り。人間性にはユーモア度、対応力、言葉使い、マナーなども含まれます。外見でいうならファッションセンスも見ているでしょうか。

男子が初めてのデートで「カッコつけたい」と思うように、女性は初めてのデートで「感じ良く思われたい」と思っています。「デートに連れて 行かれる」という立場の女性としては、そこで毎回「己のリアクション」に悩むわけです。経験豊富な大人の女性は、そりゃあ今まで色んなところにデートで出 かけています。その経験値が「新鮮なリアクション」の邪魔をするわけですね。せっかく素敵なお店に連れて行ってもらっても、感謝よりも先に「このお店、前 に来たことある。そして、お高いということも知っている。ここで男性を立てるならばこの店に来たのが初めてのふりをするべきだけど、でも、良いお店を知ら ないと思われるのもいかがなものか・・・・・・」と色んな思いが駆け巡ってしまって楽しむどころじゃない。これは、名店であればあるほど起こりがちな現象 なので、とても残念だしもったいない。

だから、男女共に様々な思いがぐるぐるとかけめぐる「初めてのデート」は、是非「行きつけの店」、それも、出来れば庶民的で美味しいところ から始めていただけると助かります! そのほうが殿方の生態もより鮮明に把握できますし、「ここ、好きでよく来るんだ」と言われれば、その店が初めてでも 常連でも「正解のリアクション」が取れるのです。女性も大人になると、飾らないでホッと出来る相手がいちばんになります。お金をかけたデートより、「気取 らないデート」に込められた思いやりに気付くことができる。

だから、へんにカッコつけずに、等身大のあなたでデートに誘ってくださいね♡

日向 琴子

漫画家、モデル、WEBテレビ局社長、ラブホテル評論家。

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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