紳士が知るべき予防医学
第7回 呼吸と健康
四月になり暖かくなってきましたね! 皆さんいかがお過ごしでしょうか?
新型コロナウイルス感染症の影響で改めて健康とは考える機会になったと思います。新型コロナウイルスの症状として呼吸器症状が見られるとテレビやネットで言われていますね。ですので、今回は呼吸についてお話していきます。
まず呼吸は私たちの生命維持には欠かせないですよね。そして呼吸には種類があります。
【胸式呼吸】
胸式呼吸と聞くと、呼吸が浅い・肩に力が入るなどとあまり良いイメージをもたれない方もいるのではないでしょうか。
まず胸式呼吸は、息を吸うときに肋骨が横に広がるイメージです。お腹が膨らむというより胸(肺)が広がるのをイメージして下さい。息を吸う時にお腹が膨らまないのがポイントです。胸式呼吸のメリットは呼吸をする際に肋骨が自然と一緒に動くため、胸や背中の血流が良くなります。肩周りの血流も良くなるため、肩こりの人は周辺の筋肉の緊張の緩和が図れるため肩こりにも効果的だと思われます。また、胸式呼吸は交感神経が優位に働くため、頭がすっきりとします。
【腹式呼吸】
腹式呼吸は横隔膜の働きが重要になってきます。基本的には胸はあまり動かない呼吸なので、首や肩はリラックスした状態で行えます。息を吸う時に、横隔膜を下に下げ大きく空気を吸い込みます。空気を吐き出す時は、横隔膜が元の状態に戻るため上に上がります。腹式呼吸は副交感神経が優位に働くため、リラックス効果が期待できます。
上記のように呼吸には種類があり、目的も異なります。その場に適した呼吸法を意識して取り入れる事をおすすめします。
また呼吸器疾患と聞くと、思い浮かぶのは喫煙ではないでしょうか?タバコって肺に悪そう・・・。
その通りなんですが、具体的に説明していきますね!
肺の生活習慣病と言われているのが、慢性閉塞性肺疾患(COPD)です。なんだか難しい名前だなぁと思いますが、どんな病気かと言うと、慢性気管支や肺気腫など病気の総称のことを言います。タバコの煙などに含まれる有害物質を吸い込むことで、気管支に炎症が生じ、咳・痰などが出ます。そして気管支が細くなることで空気の流れ道も細くなってしまいます。さらには、気管支は枝分かれし末端には肺胞という小さな袋がついています。肺胞で酸素を血液中に取り入れ、二酸化炭素を排出する役割を行なっています。肺気腫という疾患は、この肺胞が破壊され酸素の取り込みや二酸化炭素の排出する機能が低下してしまいます。
そして、ご存知の方も多いと思いますが、喫煙者本人だけではなく、周りにいる人にも影響を与えてしまうことになります。
冒頭にも述べましたが、新型コロナウイルス感染症の重症化する特徴して、既往歴に慢性呼吸器疾患が関与しているとネットやテレビでも言われていますね。自粛要請も出てイライラしたり、ネガティブになりやすいかと思いますが、喫煙者の皆さんはタバコの吸いすぎには気をつけて下さいね。
私は自宅トレーニングや自炊、またYouTubeにはまっています!せっかく時間がある機会なので自分自身を見つめ直し、新型コロナウイルス感染症だけではなく、風邪などからも身を守るために免疫力を上げていきましょう!
平成26年理学療法士免許取得
Bobath基礎講習会コース修了
資生堂化粧セラピスト取得
メディカルアロマインストラクター
&Therapist代表
回復期病院に5年勤務し、主に脳血管疾患・整形疾患のリハビリテーションを実施。理学療法士・予防医学を伝えたくBeauty Japanに出場。
2019Beauty Japanコンテスト東京大会にて「男子専科賞」受賞
2019Beauty Japanコンテスト日本大会にて「モストインフルエンシャルオブザイヤー賞」受賞
【自分の健康は自分で守る】
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