Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべきチェスのダンディズム

チェスの女神

皆様、こんにちは。

カイサCaissa という名前をご存知でしょうか?

カイサは「チェスの女神」。

元々は1763年イギリスの哲学者で詩人のサー=ウィリアム=ジョーンズの詩の中で描かれた守護神です。戦争の勝利の女神が転じてチェスの女神になったとも言われています。彼自身もチェスが好きで大学時代に詩を作りイタリアの詩人にも影響を与えました。

世界中のチェスプレーヤーにとってカイサは幸運・ツキを呼ぶ女神です。

勝利すると “Caissa was with me in that game.”

(あのゲームで勝利したのはカイサがいたからだよ)

と言います。とても粋な表現で素敵ですね。

 

小さな紳士と女神の涙

私共は私学のアフタースクールにも講座を入れています。

こんなこともありました。

アヤちゃんはチェスに興味津々のシャイな小学校1年生でした。

少しずつルールを覚えていざ対戦すると負けることが多くその度に静かに涙を流していました。負けてしまいそうになると机の下に隠れてしまうか、教室の隅で泣きます。

対戦相手の男の子は毎回アヤちゃんが泣き終わるのをじっと待っていてくれます。

そのような3ヶ月が過ぎ次第に泣くことがなくなり友達に教えることができるようになりました。

半年後にはお父様とチェスをするようにまでなりました。

 

女神たち

自由が丘にお店を構えて22年のオーナーは、引退後にご主人とワインを飲みながら美しいチェスで楽しみたいと受講をされました。古物商の資格もある彼女はお気に入りのチェスを探していらっしゃいます。

 また白黒のインテリアが好きで来られた方もいらっしゃいます。

 皆それぞれにストーリーがありこだわりもあります。

 

海外のCaissa

海外ではCaissaと名がつくチェスクラブやショップが無数にあります。私も時々サイトを見て情報を得ています。ぜひ検索されてみてください。

チェスの楽しみ方は人それぞれです。芸術、スポーツ、科学の3つがかけ合わさったゲームであるゆえ、多くの人々を惹きつけます。チェスの女神は現れるか。粋に楽しんでみませんか?

 

 

横谷 慈

一般社団法人チェスコンシェルジュ協会代表理事

株式会社 Chess for Japan 代表取締役

イギリス帰国子女 チェスを通じて友人を作る

聖心女子大学卒業

大学卒業後通訳を経て医学部精神医学教室で2年の研修後、都内の病院にて心理士として勤務。帰国子女のカウンセリングを主に行う。配偶者の海外転勤に伴いイギリス、オーストリア、ハンガリーに住む。在外公館にて要人との接客に携わりチェスのある文化に親しむ。ティーインストラクターとして10年間大使館や企業でティーセミナーを開催。2018年(株)チェスフォージャパンを設立。同年5月に自由が丘・12月に広尾クィーンズチェススクールを開校。2020年9月那須クィーンズチェススクール開校。女性限定のプライベートチェスレッスン、チェスコンシェルジュ®養成、小学生対象のチェス・ラボを行う。2020年10月男性プライベートレッスン2020年11月キッズチェスコンシェルジュ™オンライン講座、Chess Therapy ™ 講座

3児の母

 

HP  https://chess4japan.com

Instagram https://www.instagram.com/chess_and_tea/

 

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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