Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべきチェスのダンディズム

世界のチェス・日本のチェス

皆様、こんにちは。

自由が丘クィーンズチェススクール代表取締役の横谷です。

9月より男性のプライベートチェスレッスンをはじめておりまして男子専科の代表の山崎氏が男性で初めてチェスコンシェルジュ®の資格を取得されました。今後より多くの知識層、経営者に資格を取っていただき社交・コミュニケーションツールとしてのたしなみ、またチェスを教えていただきたいと思います。

 

THE QUEEN’S GAMBIT (L to R) ANYA TAYLOR as BETH HARMON in THE QUEEN’S GAMBIT. Cr. CHARLIE GRAY/NETFLIX © 2020

10/23よりNetflixにてドラマ「クィーンズ・ギャンビット」原題:The Queen’s Gambitが配信されました。ギャンビットとは相手に序盤でわざと駒を取らせる戦術で、クィーンズギャンビットはクィーンの前の駒であるポーンを取らせることを言います。

1950年代、児童養護施設で育ちチェスを教えてもらった主人公ベスの強さと弱さ。彼女は才能を開花させるか?全7回のドラマです。

 

(COURTESY OF NETFLIX)

 

日本でチェスを趣味として楽しんでいる有名人といえば将棋九段の羽生善治氏です。

昨日は仁和寺にて竜王戦七番勝負で豊島将之竜王との対局がありました。

趣味とはいえ日本トップクラスのレーティング(チェスの実力を表す点数)をおさめています。

2014年には「将棋電王戦」イベントに来日したチェスの元世界王者ガルリ・カスパロフ氏とチェスで対戦しており完敗しています。2015年にもカスパロフ氏と対談しており、カスパロフ氏と将棋とチェスの可能性について述べています。

カスパロフ氏「新しい手を生み出すにはまず、心構えが大切。常々、チェスをすることは何か新しいことを生み出すチャンスだと思っている。ただゲームに勝つのではなく、チェスの常識を変える何かを生み出したいと思っている」

羽生氏「チェスには、もちろん将棋もですが、そこに限界はないんです。重要なのは常識にとらわれず新鮮な目で見ること」

 

SankeiBiz(宮崎瑞穂撮影) 

羽生氏の柔軟性、人としての魅力は将棋に限らず他分野に興味を持ち、総合的に考える力をいかんなく発揮するところにもあります。“定跡”のないこの令和の時代に私たちはどのように自ら考え、道を選択するのか。経験・知識だけではない、想像力・思考力が求められているように思います。ただチェスが強ければ良いという時代はとうに終わっています。

 

参考文献:迷いながら、強くなる 羽生善治著 三笠書房

 

 

 

横谷 慈

一般社団法人チェスコンシェルジュ協会代表理事

株式会社 Chess for Japan 代表取締役

イギリス帰国子女 チェスを通じて友人を作る

聖心女子大学卒業

大学卒業後通訳を経て医学部精神医学教室で2年の研修後、都内の病院にて心理士として勤務。帰国子女のカウンセリングを主に行う。配偶者の海外転勤に伴いイギリス、オーストリア、ハンガリーに住む。在外公館にて要人との接客に携わりチェスのある文化に親しむ。ティーインストラクターとして10年間大使館や企業でティーセミナーを開催。2018年(株)チェスフォージャパンを設立。同年5月に自由が丘・12月に広尾クィーンズチェススクールを開校。2020年9月那須クィーンズチェススクール開校。女性限定のプライベートチェスレッスン、チェスコンシェルジュ®養成、小学生対象のチェス・ラボを行う。2020年10月男性プライベートレッスン2020年11月キッズチェスコンシェルジュ™オンライン講座、Chess Therapy ™ 講座

3児の母

 

HP  https://chess4japan.com

Instagram https://www.instagram.com/chess_and_tea/

 

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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