Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべきファッションコーディネート

連載「HUNTSMAN」のカッティングへのこだわり

先回、KINDWAREが展開する「HUNTSMAN」について話をさせて頂きましたが、今回は連載第2弾として

HUNTSMANのカッティングに対してのこだわりについてお話しを進めていきたいと思う。

まず、カッティング。その言葉を聞いてピンと来る人の方が少ないかもしれない。

カッティングとは・・・

そうです。裁断のことです

日本語にある「背広」、それは英国の仕立て服の本場ロンドンのサビルロウが語源となっているのは

あまりにも有名な話ですが、その本場ロンドンの仕立て服のコンセプトを受け継いでいるKINDWAREが展開する「HUNNTSMAN」。

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英国スーツの特徴である胸のイングリッシュドレープ。胸板を強調させて、男性の力強さを表現する美しいデザインが特徴です。

そこでHUNTSMANを展開しているKINDWARE本社1階の「LINX」にお邪魔をしてデザイナーにお話しを伺いました。

HUNTSMANのこだわりに関しては、デザイナー、黒岩潤伍氏はこう話してくれています。

1.アームホールの設定

英国サヴィルロウのカッティングの大きな特徴の一つとして上げられるのが

アームホールの鎌底(脇の下にあたる部分)の高さにあります。

鎌底を高く設定する事により、鎌底に運動量を持たせる事が

出来るので袖の上げ下げが楽になります、また同時に鎌底から

ウェストの距離が長くなる為にサイドのシルエットを美しく強調する事も

可能にしています。

 2.品格を強調したシルエットの構築

品格ある男性のチェストのシルエットを構築する為、

強固な肩から絞られたウェストに流れるように

カットされています。特にハンツマンはウェストの絞りが強く

後から見た際のバックシルエットも品格を感じさせるものに

なっています。

 

3.推考されたゆとり分量

ゆとり分量は多く入れ過ぎれば余りシワになり

少な過ぎれば着用される方が動きづらいものになってしまいます。

そのバランスを考え、ビスポークで仕立てたの様に着用した際に可能な限り

シワが入らず動きを制限しないゆとり分量に設定しています。

 

 

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英国のビスポークで働いて身につけてきた経験やコンセプトの考え方を元に、生み出される渾身のカッティングなのです。

一度、身にまとうと、周りからどこのスーツ?と聞かれるのです。

そう、その時に愛用されているお客様はおっしゃっていました。

私も次回仕立てる時には1度、HUNTSMANを仕立てようか、そんな気になってきてしまいます。

みなさんも是非、TRYしてみてはいかがですか。

<HUNTSMANお取り扱い店舗「LINX」店舗情報>

所在地:  〒101-0031  東京都千代田区東神田2-2-5  1F
 
電話番号:  03-3864-2975
 
営業時間:  11:00~19:00
休業日:  毎週日曜
 
紳士服業界30年の経歴と経験を生かしスタイルコンシェルジュとして、男性の嗜みを日夜ご提案しています。
スタイルコンシェルジュ。聞きなれない言葉だと思います。
ファッションの括りとして扱うことができるすべての事のご提案をしています。洋服の着こなしは勿論の事、ライフスタイル全般と言えば、お判り頂けるでしょうか。
 
まだまだ、日本の男性の着こなしは後進国だと思います。世界に引けを取らない着こなしをしている男性を増やしていきたいです。
 
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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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