Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべき美しい文字の書き方

第6回:SUIBI式ペン字レッスン《美しく見える字のバランス③:偏と旁のバランスとそろえ方を知ろう!》

皆さまこんにちは。

本日は、SUIBI式大人のペン字レッスン第6回目!
第4回からお伝えしている
「短期間で美文字に仕上げるコツ」
今回は特に役立つポイントをお伝えいたしますのでぜひ読み進めてみてくださいね。

美文字に見せる「コツ」を知っていれば、
1ヶ月どころか1時間もしないうちに劇的美文字を書くことができますので、どうか綺麗に書くことを諦めないでください。

さて、
今回は《SUIBI式・短期間で美文字に仕上げるコツ》のうち、
「偏(へん)と旁(つくり)のバランスとそろえ方」
についてのお話です。
紙とペンをご用意してお読みくださいね。

 

【美しく見える字のバランス③:偏(へん)と旁(つくり)のバランスとそろえ方を知ろう!】

「どこが悪いかわからないけど、バランスが悪い字だな〜」
「太っちょな字になっちゃった・・・」
漢字のバランスの悪さに困ったことはありませんか?

説明できないけれど、字全体のバランスが悪いことだけはわかる・・・
そんな時は
《偏(へん)と旁(つくり)のバランスに問題がある》
可能性が高いです。

漢字の偏(へん)と旁(つくり)はご存知ですか?
偏は漢字を構成する左側の部分、
旁は右側の部分をさします。

今日は、旁の画数の多さに注目し、偏と旁のバランスを考えてみます。

 

(1)旁(つくり)の画数が多い場合

偏のバランスは1/3、旁は2/3のバランスで整えます。
また、偏は右ぞろえ、旁は中央ぞろえになるよう意識してください。

ちなみに、
偏と旁共に1/2のバランスかつ、偏も中央ぞろえにした場合はこのような字になります。

ちょっと太っちょの字ですね・・・
SUIBI式では「以前の記事」でお伝えしたように縦長スリムな字を目指していますので、横に広がった字にならないよう心がけましょう。

※「以前の記事」はこちら →→ 「第4回:スラッとスタイルの良い字を目指す!」

 

(2)偏と旁が同じ漢字の場合

「林」や「竹」のように、偏と旁が同じ漢字の場合も
偏・・・1/3のバランス、右ぞろえ
旁・・・2/3のバランス、中央ぞろえ
になります。
(1)と同じですね。

 

(3)旁(つくり)の画数が少ない場合

偏、旁共に1/2のバランスで整えましょう。
揃え方は(1)(2)同様に、偏は右ぞろえ、旁は中央ぞろえです。

ちなみに
偏が1/3、旁が2/3にした場合、
旁が異様に大きく見えます。

なんとなくご自身の字に違和感を感じる場合は、
ぜひ偏と旁の「バランス」と「そろえ方」に注目してみてください!

 

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SUIBI式・美文字ポイント③

バランスの良い美しい字を書くために
偏(へん)と旁(つくり)のバランス・揃え方を理解しましょう!

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本日はここまでです。

いかがでしたか?
今回のポイントもすぐに使えて即美文字になるポイントをお伝えしました。

ご自身で練習される際は、まずはお名前の字から。
SUIBI式美文字ポイントを読みながら、慌てずゆっくり丁寧に書いてみてください。
急いで書いてはいけませんよ。
美文字ポイントを見直しながら1画ずつゆっくりじっくり書きましょう。

1日1分でも良いので、まずはご自身のお名前練習から始めて、人前でも自信を持って書けるようになれば、きっと今よりももっと、ご自身のお名前を好きになれます。
字に向き合い、書くことを楽しんでくだされば幸いです。

本日も最後までお読みいただきどうもありがとうございました。
次回はもぜひお楽しみに!

萃美

北海道帯広市出身。上智大学経済学部卒。6歳から書を学ぶ。

大学卒業後単身渡米し、四大監査法人ニューヨーク本社にて会計監査人として勤務。交通事故がきっかけで人生を見つめ直し帰国。現在は書道アーティストとして国内外に書道サービスを提供しながら、普段書と接する機会の少ない人にも響くようなアートとしての書や、書の新たな可能性を追求し、その魅力を発信し続けている。株式会社スカイスタジオ代表取締役。3児の母。

電話番号:03-5843-8915

FAX:020-4664-2230

メールアドレス:info@iamsuibi.com

ホームページ:http://www.iamsuibi.com

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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