Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべき美しい文字の書き方

第8回:SUIBI式ペン字レッスン《美しく見える字のバランス⑤:文字のサイズと間隔について知ろう!》

皆さまこんにちは!
字にコンプレックスのあるビジネスパーソン向けに個別レッスンを行っています、書道アーティストの萃美です。

本日は、SUIBI式大人のペン字レッスン第8回目!
第4回からお伝えしています「短期間で美文字に仕上げるコツ」のうち、
今回も、簡単ですぐに使える美文字ポイントをお伝えいたしますのでぜひ読み進めてみてくださいね。

美文字に見せる「コツ」を知っていれば、
1ヶ月どころか1時間もしないうちに劇的美文字を書くことができますよ!

今回は《SUIBI式・短期間で美文字に仕上げるコツ》のうち
「バランス良く見える文字のサイズ感と文字の間隔」
についてのお話です。
紙とペンをご用意してお読みください。

 

【美しく見える字のバランス⑤:文字のサイズと間隔について知ろう!】

「一字一字はなんとか書けるようになったけど、文になるとバランス良く書けない」
「漢字とひらがなってどんなサイズ感で書いたらいいかわからない」

など悩んだことはありませんか?

以前、フォーマルな書類を手書きで書く必要のあった方が、ペン字レッスンにいらっしゃいました。お話を伺ったところ、手書きは自信がなく、あまり好きではないとのこと。

書類に書かなければならない文字数が非常に多く、一字一字をしっかり書いていたら気が遠くなるだろう・・・と判断し、いくつかの美文字ポイントの他に、今回の「文字のサイズ感と間隔」についてしっかりお伝えしたところ、ご家族にも別人の字みたい!と褒められ、自信を持って書類を提出できたそうです。

その生徒さんから、「漢字とひらがな(カタカナ)は同じ大きさで書いた方がいいのでしょうか?」と質問を受けました。

こちらは漢字とひらがなを同じ大きさで書いたものになります。
なんたが、ひらがなの方が大きく見えませんか?
ひらがなは漢字と比べて画数が少なめ、余白が多くあります。
余白が多い字は膨張してみえるのです。

ファッションでも黒はキュッと締まった感じで細くみえ、白はフワっと広がりを感じますよね。

漢字とひらがなのサイズ感は悩まれる方もいらっしゃいますが、必ず覚えていて欲しいのが、
《漢字は大きく、ひらがなは小さく》書いてください。

このルールだけで、こんなに字の見た目が変わります。

漢字を大きく、ひらがなを小さめに書くことでバランスが良く、読みやすい一文になりました。

ただし例外として、ひらがなでも大きく書いて欲しい時があります。
それは行の一番最初にひらがながくる場合です。
書類や手紙を書く時、ひらがなが行の一番最初に来る場合はいつもよりも大きめで書いてください。

バランスの目安として
漢字の大きさを100とすると、
通常のひらがなは80、
行の一番最初にくるひらがなは90くらいがオススメです。

 

次は文字の間隔についてのお話ですが、
間隔は開きすぎず詰まりすぎず、均等にそろえるよう心がけましょう。
字間を詰めると、せっかちに見え、
字間を開けると、おおらかな印象を与えます。

字間に気をつけて書く際は、一字一字を丁寧に書きつつも、常に行全体または紙全体に意識を向けてください。
全体のバランスが良くなり、相手にも読みやすい字が書けますよ。

たかが”文字の間隔”なのですが、相手が受けるあなたへの印象にも繋がりますのでぜひ試してみてくださいね。

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SUIBI式・美文字ポイント⑤

バランスの良い美しい文・文章を書くために漢字は大きく、ひらがなは小さく
文字の間隔も詰めすぎず開きすぎず、紙全体に意識を向けて一字一字書きましょう。
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本日はここまでです。
いかがでしたか?
今までは一字一字の書き方でしたが、今回のポイントは、文や文章を書く際の美文字ポイントをお伝えしました。

今回のポイントを練習したい方は、「ご住所」や、簡単な一文から練習してみてください。
「宜しくお願い申し上げます」
「誠にありがとうございます」
などはビジネス上でもプライベートでもよく使用される一文なので練習に最適です!

本日も最後までお読みいただきどうもありがとうございました。
次回もどうぞお楽しみに!

萃美

北海道帯広市出身。上智大学経済学部卒。6歳から書を学ぶ。

大学卒業後単身渡米し、四大監査法人ニューヨーク本社にて会計監査人として勤務。交通事故がきっかけで人生を見つめ直し帰国。現在は書道アーティストとして国内外に書道サービスを提供しながら、普段書と接する機会の少ない人にも響くようなアートとしての書や、書の新たな可能性を追求し、その魅力を発信し続けている。株式会社スカイスタジオ代表取締役。3児の母。

電話番号:03-5843-8915

FAX:020-4664-2230

メールアドレス:info@iamsuibi.com

ホームページ:http://www.iamsuibi.com

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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