Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士と行きたいレストラン

坂の上の隠れ家イタリアン「ゴロシタ. (golosita.)」

■坂の上の隠れ家イタリアン

今夜の待ち合わせは、歴史と最新の文化が入り混じる街、恵比寿。

「今夜は恵比寿で待ち合わせ」 そう考えるだけで、ちょっと大人になった気がして、ドキドキする。そんなワタシです。

恵比寿の街に’こ慣れてる’感のある男性って、惹かれますよね。
そんな男性との初めてのデートで連れて行って欲しいのは、高級なフレンチじゃなく、
恵比寿横丁ほどカジュアル過ぎない、アットホームな隠れ家イタリアン。

恵比寿駅西口を線路沿いに坂を上る。
ヒールだとちょっと辛いけれど、「大丈夫?」と声をかけてもらえるだけで嬉しいのだ。

坂を上り切ったところにある新しいビルは、
1階がセンスいい雑貨屋さんになっていて、これもまた女子の興味を引く。

小さなエレベータでビルの4階へ。店内に入ると、シェフが元気に出迎えてくれる、アットホームなイタリアン。それが「ゴロシタ. (golosita.)」。
ゴロシタとは、イタリア語で「食いしん坊」の意味。

オープンキッチンをぐるりと囲う、広めのゆったりしたカウンター。
ワタシは、テーブルよりも圧倒的にカウンター派。だって、正面で食事するのって緊張するし、カウンターだったら隣同士距離も近くて、シェフとも会話ができる。
だから、デートはカウンターがいい。

乾杯はスパークリングで。お通しは自家製のカラフルなポテトチップス。
元々は広尾のイタリアンでシェフをしていたという、長谷川さんのお料理はどれも絶品。

アンティパストには「世界一美味しい特大アンチョビとカルピスバターのブルスケッタ」という気になる一品も。手のひらサイズのバケットに、 特大のアンチョビ。そして、たっぷりのカルピスバター。でも、油っこくないのが不思議。アンチョビの塩加減とカルピスバターの甘みがちょうどいい。ワイン が進んでしまう。

パスタは5種類ほどのラインナップで、「駿河湾・桜エビとフレッシュトマトとノリのスパゲッティ」や「玄界灘・ヤリイカとブロッコリーと無農薬檸檬のペペロンチーノ」など、素材にこだわった面白いパスタが揃う。

メインのお肉の前にシェフが出してくれたのは、イタリアの職人が手作りしているという、切れ味抜群のナイフ。こうゆう気遣いも嬉しい。

「滋賀・淡海地鶏骨付きモモの炭火焼」はとても肉厚、皮はぱりっと焼かれていて、ジューシー。久々に、鶏で肉汁を感じる一品。

美味しいお料理とワイン、そして空間を満喫。
このあたりは静かなバーもたくさんあるので、2軒目にはバーでまったりしたいもの。
そんな空気感を作り上げてくれる、雰囲気のいいカウンターとシェフのお料理。
ついつい、長居しちゃう。

今夜も紳士と素敵な夜を堪能。
おやすみなさい。

「ゴロシタ. (golosita.)」

住所:東京都渋谷区恵比寿南1-18-9 TimeZoneヒルトップビル 4F-A
電話:03-5794-8568
URL:https://www.facebook.com/golosita.ebisu

はつ

1984年生まれ、都内在住。好物はワインと和食とオシャレなカウンター。

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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